|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
止まらぬ7連敗ノムさん「お通夜や」
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「今年どうこう言うチームやない」
黒い帽子を取り、すっかり白くなった頭をかく姿が痛々しくさえあった。「お通夜だ、お通夜…」。野村監督が下を向いたままうめいた。またも打線が沈黙し、ついに7連敗を喫してしまった。阪神が暗黒の泥沼にはまりこんだ。 意表をついた先発投手・。山崎が7回まで1失点と踏ん張っても報われなかった。8回に代わったばかりの湯舟が要注意の助っ人ペタジーニに軽々と本塁打され、ジ・エンド。今の阪神打線に終盤、逆転する力はない。「左腕は3人。その中で一番実力があると思ったが…」と言う監督の談話がむなしかった。 それにしても長いトンネルだ。7日の広島戦(広島)で今季3勝目を挙げてからもう10日間も白星にありついていない。7試合すべてに先手を許す情けなさ。この日は2回に実に24イニングぶりに適時打が出たが一瞬の幻だった。
2回、唯一の得点のキッカケとなった二塁打を放ったのは新庄だが「負けたらいっしょ。ヒザの状態はずっと同じ」と笑顔がなかった。2度の得点圏チャンスに音なしだった今岡は「投手が好投しているのに助けられなくて恥ずかしいです」とうなだれた。「きょうは何もなしや!」と声を張り上げる柏原打撃コーチは勢いがなかった。 もちろん監督も何とか打開策を見い出そうと必死だ。この日は大きな決断をした。開幕からスタメンで起用し続けてきた和田をついに外したのだ。「若い選手を使っていかないと来年、再来年につながっていかない。今年どうこういうチームじゃない。3年計画なんだから」。監督は悔しそうに説明した。 あれは開幕前の球団主催激励会。監督は高々と「8月まで優勝争いする」、「最下位脱出」と公約を放った。もちろん必ずそうできる自信があった訳ではないだろう。だが出陣前のチームと、なにより「シーズンが始まることが初めてこわいと思う」と弱気になる自分自身にカツを入れる目的もあって宣言した。 だが開幕からわずか12試合で、その公約が揺らぎはじめ、昨秋の監督就任時の「3年計画」という言葉に逆戻りしてしまった。確かに3年計画であることは間違いない。だが1年目の4月中旬に聞くにはあまりにもさびしい。新生の旗印を掲げた野村阪神の闇(やみ)はどこまで続くのか。 <写真=2回表(阪神)の2死三塁、矢野は24イニングぶりのタイムリーを中前に放つ。投手伊藤> 山崎1失点好投悔し2年ぶりの先発マウンドに立った山崎が7回1失点の好投。「とにかくチームが勝てるようにということだけを考えて投げた」。しかし、打線の援護がなく、97年6月14日中日戦(甲子園)以来の先発も、報われなかった。昨年は右ヒジ痛で0勝。復活星のチャンスだっただけに、先発に抜てきした八木沢投手コーチも「ボールを散らしてよく投げてくれたんだけど」とかばうのが精いっぱいだった。 和田(今季初のスタメン落ちも、8回に代打で安打)「得点に結びつけばよかったんだけど」 湯舟(2番手で登板した8回、ペタジーニにソロを浴びて敗戦投手)「打たれたのはスライダー。高かったね。球の切れが戻ってないとかの問題じゃないよ」 (3勝9敗) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
99タイガース戦跡目次| 阪神情報 ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||