98年タイガース戦跡 第126戦(9月24日)藪完封!3年連続の2ケタ
今季10勝目。2ケタ勝利が3年続いた。阪神ではキーオ(87年から89年)以来、日本人なら小林繁(現近鉄コーチ、79年から83年)以来となる快挙。「これだけは何としても死守したかった」。狙って登ったマウンドは、今季1番のデキだった。 2回裏。小早川を見逃し三振に仕留めたストレートは、今季最速の146キロを計測した。振り上げる左足のヒザが胸につくダイナミックなフォーム。「体のキレが最後までよかった」。球速は自然と増した。先発予定の22日の第1戦が台風7号の接近で流れた。「調整がどうのこうの言ってられないだろ」とエースの意地で乗り越えた。3回から6回まで、連続して4個の併殺打を奪った。直球主体に追い込み、スライダーで料理…。気がつけば、今季2度目の完封ショーだ。 吉田監督はさらに上を望んだ。「彼の力からすれば遅まきながらという感じですか。エースになって欲しいのが念願でしたから」。もちろん藪の思いも同じだ。「後は勝ち越しだね」。現在10勝10敗。残り試合にプロ初となる勝ち越しを決めれば、快挙はさらに輝きを増す。
<写真=完封で3年連続の10勝目、笑顔の藪は吉田監督(中)のねぎらいを受ける> (49勝77敗) [98タイガース戦跡目次] [阪神情報へ] ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||