98年タイガース戦跡 第116戦(9月9日)坪井ライバル川上撃ち「.331」
「新人王なんて、ボクもケンシンも意識してないと思います」。あくまでクールに振る舞うが、どう見ても坪井、川上、高橋のマッチレース。昨年5月の全日本代表時(台湾)に親交を深めた2学年下の後輩に、負けるつもりはない。 第1打席空振り三振、第2打席二ゴロとフォークで仕留められたが第3打席に、その意地がサク裂した。 中日ベンチからは「緩急を使え!」とついに徹底された坪井対策。最大球速差40キロの緩急に苦しみ、結局5打席でヒットはその1本だけ。打率を3割3分1厘に下げた。 一方首位打者を争う広島前田も、同じく5の1で、3割3分4厘へ降下。打率3厘差の肉薄状態は変わらない。だがわずか1厘だが、規定打席到達後12試合目にして初めて、前田との差が広がった。 納得できない試合後は、少しイライラモード。狭い通路に群がるカメラマン、報道陣に思わず「邪魔だなあ」とこぼす一幕も…。 「言っては何だが意識はしてるよ。取材も多いし、打とう打とうという意識が強い。2個の三振はボール球に手を出して…」と一枝ヘッド。精神的重圧、そして坪井対策…。試練を乗り越えた先に、栄冠が待っている。 <写真=新人王は俺が頂く! 5回、無死一、三塁のチャンスに坪井は中日・川上の頭上を抜く中前タイムリーを放つ> (44勝72敗) [98タイガース戦跡目次] [阪神情報へ] ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||