Tigers

98年タイガース戦跡



第106戦(8月28日)久万指令ピンチ!屈辱10失点

 東京ドーム
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪 神
巨 人 10
【勝】入来 【敗】中込
【本】元木7号(2ラン=中込)、ハンセン10号(ソロ=入来)

吉田監督  神戸市の自宅でテレビを見ていた久万オーナーも、さすがに怒りでスイッチを切ったに違いない。情けない、ふがいない、頼りない…巨人打線にめった打ちに遭い、1―10の大惨敗。これで対巨人は8勝13敗。ついに13年連続の負け越しにリーチがかかった。

 「(巨人の)入来は非常に良かったが、0―4のままでいけば、必ず捕まえられると思っていたんですが…。吉田(豊)が悪すぎました。大誤算。あそこで止めておけば…」

 吉田監督が振り返るように、確かに6回の6点で息の根が止まった。結果だけを見れば、吉田豊がこの試合のA級戦犯。だが、その6回までわずか1安打の打線も同罪だ。甲子園で見せた猛虎魂はいったいどこへいったのか。村山さんの訃報で燃えたチーム一丸の姿が感じられなかったことの方が悲しい。

 実は吉田監督も、この一敗で追い込まれた。久万オーナーからの3つの指令に黄ランプが灯ったからだ。(1)巨人戦に勝ち越せ (2)観客200万人以上の動員 (3)負けてもファンが納得する試合をせよ―この3つが吉田阪神に突き付けている指令だが、どれも達成は困難な状況となってきた。

 対G戦は、あと1敗で負け越しが決まり、これはほぼ絶望的だ。また200万人動員の達成も苦しい。夏休みも終わり、ダントツ最下位のチーム成績では残りホーム16試合で平均2万4000人を集めるのは無理。3つめさえも、こんな負けっぷりでは納得させる材料はない。

 すでに来季の体制作りに着手しているが、久万指令に対しての結果が、今後に大きな影響を及ぼすのは必至。少なくともこのカードでの負け越しだけは絶対に食い止めねばならない。

 一枝ヘッド(対巨人8勝13敗に)「巨人戦になるとゲームが荒れる。無理に勝負にいったりするところがある。場面、場面で変わるんだし、もっと順応することが必要で、ただガムシャラだけではアカン」

<写真=伝統のゲームで大差負け。ベンチの吉田監督(中)ら首脳陣の表情も暗い>

(40勝66敗)


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