Tigers

98年タイガース戦跡



第100戦(8月21日)帰って来ました!猛虎4連勝

 大阪D  
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト
阪  神
【勝】伊藤 【S】リベラ 【敗】石井一

桧山  虎の4連勝を呼ぶ白球が左翼線に落ちた。桧山が食らいつき、執念で運んだ。1点を追う7回2死満塁で代打。その執念打で、大豊、和田が手を叩いてホームを駆け抜けた。敗戦ムード漂う終盤の逆転劇だった。「長い間地方へ行っててやっと関西に戻って来たんで、きょうは勝ちたかった」。本拠、甲子園ではない。しかし、大阪に帰ってきた。3万観衆の応援も後押しした。4月30日以来実に4カ月ぶりのV打点に、桧山は会心の笑顔だ。

 粘りの4連勝だった。長期ロードを終え、3週間ぶりに着た“白のタテジマ”。代打攻勢が決まった。2点を追う7回2死満塁。まず一番手代打・八木が激走の内野安打。「気合入ったし、必死に走ったよ」。代打では7月2日の中日戦(甲子園)以来19打席ヒットのなかった男が、間一髪セーフの遊安をもぎ取って1点差とした。そして代打二番手、桧山が続いた。

 天敵石井対策を徹底した勝利でもあった。「きょうは石井だけでエエ」。試合前、一枝ヘッドがスコアラーに注文したのは、ヤクルト石井一のビデオ。通常3連戦の初戦前は、予想先発3選手分の「まとめ見」が恒例だが、この日は違った。石井一には、このゲームまで0勝3敗で防御率1・97と抑え込まれ、昨年から5連敗中だった。

 「低めは捨て、あとは全部上から叩け!」。一枝ヘッドの大号令に、選手全員がこたえた。初回は大豊、2回は今岡がタイムリー。そして逆転の口火となった7回にはハンセン、大豊の連打などで石井一をついにKOした。ついに2年ぶり黒星をつけた。

 「こんな勝ち方久しぶりですな。今日は一枝、福本のいうことを選手が徹底してやった。選手は連敗の屈辱を感じ、勝負していますワ」。まさにベンチ一丸勝利。遅ればせながら3度目の4連勝に、吉田監督も笑顔だった。

<写真=7回裏阪神2死満塁、桧山が左線へ逆転タイムリーを放つ>

(37勝63敗)


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