98年タイガース戦跡 第91戦(8月11日)ロード7連敗で3つ目ワースト
借金が今季最多の「25」に焦げ付いたロード開幕7連敗は、球団始まって以来のワースト。すでに甲子園12連敗、宿敵巨人戦の1イニング9失点と球団史を塗り替えており、“汚点”はこれで3つ目となった。「ワースト7連敗? そんなん、あなたたちの主観でいいですやん。オレ、全然知らんワ」。最後の代打策も失敗し、吉田監督は不機嫌そのもの。ブ然と言い残し、バスに乗り込んだ。 明かりが見えない。エエとこなしの、「ないないづくし」だ。この日パウエルの退団が決まり、代わって一軍初昇格したウイルソンも状態は今一つ。フリー打撃では空振り&ポップフライを連発し、首脳陣を落胆させた。右投手時のスタメンも考えられたが「緊張もあるだろうが、この打撃を見てると…」と一枝ヘッドも首をひねるばかり。「指折り数えて待った分、チャンスは生かす」とU砲は息巻くが、代打起用すら疑問符のつく、お寒い初日の練習内容だった。 「いつもいつもこういう試合で負けるが、負けは負け。何か手を打って行くのは大事です」。眉間のしわを深め、吉田監督はいった。だが大きな補強があるわけでもなく、この日プロ初スタメンとなった塩谷の起用など、限られた持ち駒でやり繰りするしかない。まさにジリ貧。衰弱の一途をたどる虎に、トンネルの出口は見えない。 <吉田監督の今季作ったワースト記録> ◆TG戦の初回9失点 4月25日の巨人戦は先発クリークが大乱調で、2―13の大差で敗れた。初回表の9失点は伝統の一戦1246試合目にして初の大量失点だった。 ◆甲子園12連敗 5月7日の中日戦に5―7で敗れてから、本拠地甲子園で12連敗した。甲子園では95年7月の9連敗が最長だったが、6月10日の巨人戦に敗れて最悪記録を更新。その後さらに2連敗した。 ◆長期ロード7連敗スタート 「5割」の目標を掲げて旅立った夏の長期ロードは横浜、ヤクルトと6連敗を喫して始まった。66年にただ1度だけあるロード6連敗開幕に並んで迎えたこの日の中日戦も惜敗。7連敗は真夏の球団ワースト記録となった。
<写真=出口が見えない。采配も空振り。ベンチの中で腕組みしたまま考え込む吉田監督の姿が目立った> (33勝58敗) [98タイガース戦跡目次] [阪神情報へ] ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||