Tigers

98年タイガース戦跡



第88戦(8月7日)打てず守れず…パウエル解雇へ

 7日・神宮
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪  神
ヤクルト
【勝】川崎 【敗】中込
【本】真中3号(ソロ=中込)

中込  かすかな残留への望みをかけ、パウエルの阪神生き残り最終テストが始まった。P砲はこの日「6番一塁」でスタメン出場。7月15日のヤクルト戦(神宮)以来、実に16試合ぶりの先発だった。

 とはいえ、相手は右投手の川崎だ。今季の対戦成績も6打数無安打と相性もよくない。7月19日の中日戦(甲子園)以降“代打屋”になったが、その成績も7打席無安打5三振とからっきし。なぜ左の大豊やたとえ右でも八木、平塚ではなくこの男がスタメンなのか…。「監督が決めたことやから」と一枝ヘッドは多くを語らないが、意図は去就の最終テストにあった。

 外国人選手の来季契約に関し、球団は残留か解雇かの決断を下す時期に来た。現時点では解雇濃厚のP砲に関して試合前、神宮球場ベンチ裏特別室で三好球団社長と吉田監督が緊急トップ会談。残り試合の「若手育成」を掲げる吉田監督に対し、「現有戦力を使って勝ちを目指してほしい」とする三好社長が、P砲の“見極め起用”を要望した模様だ。メドはこの日も含めたロード15試合。先発もしくは代打で結果が出なければ、もう後はない。

 だがP砲の気合は空回り。2回の第1打席で川崎にバットを折られて遊ゴロに倒れたのをはじめ、3打数ヒットなし。「相手がいいピッチャーだったから…」と務めて平静を装ったが、アピールどころかマイナス材料が噴出。7回の守備では一塁正面のゴロを弾いてエラーと、打てず守れずの印象はより強める結果となった。

 「パウエルは色んな思いもあって使ってます。何とかチャンスをつかんでほしいと思って…」。昨年自ら獲得を要望しただけに、吉田監督の心中は複雑だ。だが残留の道は険しい。現状は解雇必至。それを覆すには、よほどの奇跡的活躍しか望めないが…。

<写真=打たれた中込も、打ってくれない打線にもほんま情けない…そんなカオしてます>

(33勝55敗)


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