Tigers

98年タイガース戦跡



第87戦(8月6日)ハマでは猫に…ロード3連敗

横浜
阪 神
横 浜 3X 12
【延長14回】
【勝】関口 【敗】リベラ
【本】鈴木尚12号(ソロ=藪)、ローズ12号(3ラン=藪)、ローズ13号(3ラン=リベラ)
リベラ

 ライトスタンドに消えた白球を見届けると、リベラは何度も首を横に振った。来日初のホームランだった。これまで、打者157人目にして初めて味わった一発の味だ。それが虎の粘りを打ち砕かれるローズのサヨナラ3ランとなった。延長14回、守護神が打たれ、虎は力尽きた。今季最長5時間17分の死闘でナインに残ったのは疲労感だけだ。

 「エライ試合に負けましたわ…」。汗にまみれ、髪の毛もグチャグチャになった吉田監督の第一声も弱々しかった。“打倒横浜”を掲げながら、ロード初戦でまさかのハマに3連敗。遅まきながら今季87試合目にして初の先発全員安打も、横浜を3本上回る今季最多の18安打も、すべて水泡に帰した。

 驚異の粘り腰は見せた。4―8と4点リードされた6回には坪井、和田、今岡の3連打に桧山の敵失、そしてハンセンのタイムリーで一挙4点の同点。7回横浜に1点を奪われても、8回ハンセンの犠飛でまたも同点にした。ここまでは「よう追いついた」と吉田監督も納得の猛打ぶりだった。だが同点以降は13回風岡の二塁ケン制死や14回新庄のバント失敗など、「攻撃のミスが重なり」(一枝ヘッド)サヨナラ黒星を迎えた。

 「きょうはこういう展開で負けましたが、キズのなめ合いしてたらダメになる。フンドシしめてかからんとあきませんわ」。吉田監督は自らを納得させるように言った。ロード1勝、今季横浜球場1勝、ともに近そうで遠かった。

 リベラ(14回から登板も波留、鈴木尚に連打を浴び、ローズに初被弾となるサヨナラ3ラン)「全部甘い所に行ってしまった。元々(15回まで)2イニング投げる予定だった。まあこんな日もあるよ…」

 福間投手コーチ補佐(1死も奪えずサヨナラ3ランを浴びたリベラに)「思いきり腕が振れていない感じだった。ブルペンではいつもの調子だったが、(登板が不規則で)コンディションの維持も難しかったから」

<写真=ロードいきなり3連敗。それも頼みのリベラで延長14回サヨナラ負け。喜びの横浜ナインを背に悔しそうに引き揚げるリベラ>

(33勝54敗)


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