Tigers

98年タイガース戦跡



第83戦(8月1日)虎ズッコケ、桑田にお手上げ

甲子園
巨 人
阪 神
  【勝】桑田 【敗】中込

スタンド
 虎の夏祭りを見にきたファンは、超満員の5万5000人に膨れ上がった。夢と希望を持って、甲子園に足を運んだ。虎の連勝を見るために…しかし、そんなファンの夢は、巨人桑田によって粉砕された。

 「うまいこと抜かれた。緩い上にコントロールがいい。100点に近い投球やろ。ピンチでも巨人は安心して見られたんと違うか」。福本打撃コーチも脱帽するしかなかった。3試合連続2ケタ安打の猛虎打線も、この日の桑田には沈黙。4回に桧山の適時打で先制したのが唯一の得点で、要所をピシャリと締められた。7回1死一、二塁の好機では、矢野輝の送りバントを好ダッシュした桑田に三塁封殺される始末。続く代打八木はカウント2―1からフォークで空振り三振。神様自ら「打つ球がないよ」と白旗を上げた。

 「5、6、7回の3イニングでチャンスをつかめなかった。まあ、もうひと押しですな。(7回の矢野輝の送りバント失敗に)あそこは確実に送れるようにならなあきません。でもあれは、セーフですワ。それ以上、言いませんが…」。奥歯に物が挟まったような言い方をしたのは、吉田監督だった。代打八木を告げる時、セーフのジェスチャーで田中球審にチョッピリ抗議。ガルベス事件の直後で遠慮があったのかもしれないが、指揮官自ら激しく燃えなくてはチームも乗ってこない。

 8月反攻を目指したものの、月が変わるとツキも変わった。真夏の夜の夢が覚めれば、ダントツ最下位と借金19の現実は重くのしかかる。こうなったら二度寝でもして、夢の続きをもう一度見させてもらいましょうか。

<写真=満員のスタンドでは風船を手にして、ラッキー7の反撃を期待するファンの願いも空し。7回のチャンスを生かせず連勝は4でストップ>

(32勝51敗)


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