Tigers

98年タイガース戦跡



第58戦(6月27日) 逆転直後の5回に暗転…

甲子園
ヤクルト
阪  神
 【勝】山本 【敗】藪 

藪  試合後メガホンが放り込まれるのも、当たり前の光景になってしまった。ヤクルトに逆転負けを食らい、借金は今季最多の12に逆戻り。それも2死無走者からの失策が口火の5失点では、お客さんも救いがない。今季チーム40個目、失策数でもリーグ最下位(タイ)に落ちた高価なエラーが試合を決めてしまった。

 4回に28イニングぶり得点となる3点を挙げて逆転し、さあこれからという直後だった。5回2死。ワンバウンドを振った真中ボテボテの当たりをサード星野がファンブル。チェンジを確信していた藪はこれをきっかけに、続く土橋以下に死球をはさむ3連打を浴びて炎上した。

 揚げ句この回5失点目は山田の捕逸、藪の暴投というお粗末の極み…。開幕の横浜戦でも得点に結びつく2失策を犯しレギュラーをハク奪された星野、5月4日の広島戦(広島)での捕逸で二軍行きを命じられた山田が繰り返した“同じ過ち”に「それでもプロか!」の怒号が飛び交った。

 「あの回のことはあまり回想したくないですが、一つのミスが敗戦に結びつく。ウチはミスにモロイですわ。全部わたしの責任ですが…」。守り野球への転換を口にした矢先の守乱敗戦に、とうとう薄ら笑いも消えた吉田監督。引きつった顔は、瀬戸際に追い込まれていた。

<写真=魔の5回だった。2死走者なしから5失点の藪は、マウンド上でシャッポを脱いだ>

(23勝35敗)


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