Tigers

98年タイガース戦跡



第41戦(5月30日)虎の尾に火…最下位へ1差

30日・千葉
阪  神
ヤクルト
 【勝】石井一 【敗】メイ 【本】パウエル5号(石井一)池山7号(メイ)

メイ  最下位ヤクルトに完敗した。4連敗中の石井一には、わずか4安打で2点。一方、投手陣は後半の6回から3イニングで5失点。ついに借金は今季最大の7に膨れ上がり、かつて最大5・5ゲーム差まで開いていた最下位ヤクルトとの差は1ゲーム。追い込まれた吉田監督も、ため息をつくしかなかった。

 「すべて勝負弱いね。ごらんの通りですワ。しかし懲りずにチームを良くしていかないと、ちょっと変えていかないと…。本当にモロイ。こらえられず、フーッとスキを与えて自滅する。勝負の分岐点です」

 2回に5番パウエルが5月7日(中日戦・甲子園)以来61打席ぶりの5号ソロで先制。今季28通り目の新オーダーに期待はかかったが、それ以降ボール球を振って凡打の山を築いた。2点を追う8回1死満塁、石井一を追い詰めたものの、パウエルはスライダーに空振り三振。和田は押し出し四球を選んだが、続く今岡もボール球を振って三振。勝負どころでの自滅に、吉田監督も嘆かざる得ないのだ。

 「負けたらホームランも意味がないよ。ベストを尽くすだけ。あす頑張ります」。パウエルは淡々とした表情で引き揚げた。川尻のノーヒットノーラン効果でムードが明るくなったのも一瞬だけ。もはや特効薬は見つからない。鬼門の千葉では、これでオープン戦を含めて7連敗。「そんなんばっかりですな。九州も鬼門やったやないですか」(吉田監督)。全国各地、まさに鬼門だらけだ。31日、ヤクルトに連敗すれば、いよいよ同率最下位に転落する。

<写真=飛び上がっても初星はつかめず…。好投のメイは一発に泣いた>

 ▼最大5・5差も… 4月22日には6連勝で貯金「1」まで盛り返した阪神。一方、ヤクルトは開幕ダッシュに失敗し、4月は5勝14敗。最大借金「13」まで落ち込んだ。阪神は下位に低迷していたとはいえ、5月7日には、ヤクルトの最大ゲーム差5・5もあった。22日の時点でも、まだ4・5差。しかし、22日以降、阪神は1勝5敗、ヤクルトは4勝1敗で、ついに1差となった。

 ▼相変わらず千葉は鬼門 阪神はこれで千葉マリンスタジアムで6連敗。94年5月27日に7―2(〇竹内)で勝って以後、28日0―3(●湯舟)29日4―5(●中込)。96年5月31日2―11(●湯舟)6月1日0―9(●中込)2日4―6(●川尻)そして98年5月30日5―2(●メイ)。今年のオープン戦、3月19日のロッテ戦にも1―10(●薮)で負けており、千葉では7連敗。石井一には96年8月20日の19回戦に勝って以後、97年2敗、今季は3連敗で通算5連敗。

(17勝24敗)


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