98年タイガース戦跡 第13戦(4月19日)愉快!痛快!連夜のG倒
「きのう打てなかったから、何とかヒットを打つことを心掛けた。我慢しながらつなぐことを考えたよ」。顔を興奮で赤らめ、ハンセンは言った。前日9回1死満塁のチャンス。左腕野村に対して来日初の代打を送られた男は、屈辱にまみれていた。そしてこの打席も野村。また代打か…。だが吉田監督はハンセンのプライドにかけた。そして打った。10日の広島戦(甲子園)以来6試合ぶり適時打で、見事、期待にこたえてみせた。 坪井に代え、この日からスタメン復帰させた桧山がいきなり意地の猛打賞。また自らの好調に引っかけ、この日の皐月賞は背番号と同じ「3流し」で大当たりしていた八木が8回、4試合連続代打ヒットを左前に放ってチャンス拡大…。またも神がかり的なズバリさい配で、憎っくき先発斎藤雅以下巨人4投手をめった打ち。終わってみれば今季最多の13安打で昨年4勝9敗の鬼門、東京ドーム2連戦に完勝した。 「きのう(代打3ランで)結果を出した桧山を使いたいということで代えました。調子のエエもんを出すということです。ハンセンも久しぶりに左(投手)から打って(走者)一掃してくれましたな」。笛吹けば踊る。まんまとはまったG連倒に吉田監督もエビス顔だ。開幕前、久万俊二郎オーナー(77=電鉄会長)から「巨人にだけは負けるな!」と飛ばされたゲキに一発回答し、借金も「1」に減らした。21日からは甲子園にがい旋して横浜、巨人の6連戦。いよいよ猛虎の黄金週間がやってきた。 (6勝7敗) [98タイガース戦跡目次] [阪神情報へ] ![]() |