98年タイガース戦跡 第6戦(4月9日)吉田監督「野球が甘い」
関川、久慈が小躍りしながらホームイン…去年までならヨッシャーと喜んだ虎ファンにとって、何ともやるせない光景だ。大豊の一発で反撃ムードが高まった8回裏、虎の息の根を止めるホームを踏んだのは、去年までタテジマを着ていたこの二人だった。 ともに3安打猛打ショーで、合計5得点。2回の3失点も関川、久慈の連打が引き金。さらに関川の左前打から中押し点を奪われ、最後はダメ押し。打てない上に、ここまで元阪神コンビに活躍されてはファンもたまらない。 関川 古巣に、というよりチームの勝利に貢献できたことがうれしいッス。ボクらの持ち味が出て、勝てたという点では満足してます。 久慈 (7日はタイムリーエラーで阪神に初勝利を“プレゼント”したが)同じタイガース戦で取り返せたのが…。昨日、取り返そうと思ったけど出してもらえなかったのでね。 屈辱的な敗戦に、吉田監督は「ごらんの通りですわ。新人の川上に打線が完ペキに抑えられた。つながる以前の問題です。性根を入れ替え、気合を入れてやらないといけない。急に直らないかもしれませんが、野球が甘いですわ」とあっさり完敗を認めるしかなかった。口がさけたって関川、久慈に言及する訳にはいかない。お互いがプラスになることを願っての大豊と矢野輝―久慈と関川のトレード。外野から見れば皮肉な結果となったことを呪うしかない。 1勝5敗。借金4を背負って戻る甲子園。10日から迎え撃つ広島3連戦が早くも正念場になった。試合終了後、ロッカーでは緊急ミーティングが行われて、緊張が走った。「10日から本拠(甲子園)に帰りますが、ふんどしを締めてかかっていかんとあきません。ファンのみなさんに申し訳ないです」。地元甲子園の声援が最後の頼り。猛虎魂がよみがえることを、信じるだけだ。
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