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上坂が謹慎処分、83キロ超過スピード違反の出頭命令を放置

 阪神上坂太一郎内野手(26)が速度違反で書類送検されていたことが1月31日、分かった。阪神球団が発表した。上坂は昨年6月に乗用車を運転中、83キロオーバーの速度違反を犯した。さらに兵庫県警の呼び出しに応じず、球団にも報告しないなど対応に問題があり、球団では厳しい処分を検討。当面、選手活動を謹慎させる考えで、同内野手は1日からの春季キャンプに参加できなくなった。

兵庫県警の呼び出し6度目で球団に報告

 野村元監督時代は「F1セブン」の一員として俊足で鳴らした男がグラウンド外で重大なスピード違反を犯していた。この日、兵庫県西宮市の球団事務所で野崎球団社長、沼沢広報部長と並んで会見した上坂は頭を下げて謝罪。「深く反省しています。処分を厳粛に受け止めたい」などと神妙な表情で話した。

 球団によると違反したのは昨年6月9日、深夜零時55分。国道43号線を「フェアレディZ」で西に向かって走行中、西宮市久保2丁目付近でオービス(速度違反自動感知装置)に撮影された。同国道の制限速度は40キロだが上坂は83キロオーバーの123キロで走っていた。

 当時、妊娠5カ月だった夫人が友人宅に遊びに行っていたところ、体調が悪くなったため急いで迎えに行く途中だったという。違反そのものは同情できそうな部分もあるが問題はその後の行動だった。

 7月から10月まで兵庫県警交通機動隊からの再三に渡る呼び出しを放置。球団にもまったく報告していなかった。10月末になって6度目の呼び出しに応じ、ようやく重大な違反であることを自覚。秋季キャンプなどが終わった12月11日に警察に出頭した。今年1月29日には神戸地方検察庁尼崎支部で調べを受けている。

 呼び出しを放置した理由について、上坂に代わり沼沢広報部長が説明。それによると上坂は同じ6月に神戸市内で接触事故の被害者になっているという。自分自身はオービスに撮影された自覚がなかったため、接触事故関係の連絡と思い込んで確認しなかった…と釈明した。

 結局、球団に打ち明けたのが6度目の呼び出しを受けた日本シリーズ終了後の10月末。球団への報告の中で同8月にも同じ43号線で白バイに捕まり、29キロオーバーで反則切符を切られていたことも判明。度重なる不祥事に球団では事態を深刻に受け止め、この日付けで謹慎処分とした。

 野崎社長は「野球選手は注目されているだけに一般の人よりも模範を示さなければいけない立場。詳しい調査が終わった後、正式な処分を科したい。選手管理、選手教育に関しても見直したい」と話した。今後、上坂は自宅周辺でのみ許されるトレーニングを行いながら謹慎。正式処分を待つことになる。

[2004/02/01 紙面から]


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