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岡田監督が激怒「関本帰れ!」故障リタイアに強制送還令 阪神岡田彰布監督(46)が怒りの強制送還だ。沖縄合同自主トレ打ち上げとなった30日、関本健太郎内野手(25)がアップ中に右股関節を負傷した。伝え聞いた指揮官は激怒。関本を沖縄から大阪に強制送還し、加療後の安芸2軍リハビリ組行きを命じた。2月1日からのキャンプインを控え、指揮官は鬼指令で緩みを徹底排除。チームのタガを引き締めた。 沖縄合同自主トレが打ち上げ丸い岡田監督の目が、思わず釣り上がった。そしてタバコを潰すようにもみ消し、吐き捨てた。「準備期間で故障するなんて自己責任やろ。本人の怠りや。もっと自己管理せなアカンやろ。せっかくチャンスを与えられてるのに、放棄するようなもんや。もう俺は何も言わんわ」。恩納村のキャンプ宿舎で弾んでいた報道陣との懇談会。その瞬間から笑いが消えた。 怒りの矛先は8年目関本だった。同自主トレ打ち上げのこの日、宜野座球場でのアップ中に右股関節を負傷。開始10分でのリタイアに矢野らは「もう終わりかよ」と冗談めかしていたが、事態は深刻だった。沖縄市内の病院でMRI検査した結果「右スポーツ鼠形(そけい)ヘルニアの疑い」との診断。報告を受けた岡田監督は珍しく激怒した。 「ほんなもん、向こうへ帰すよ」。関本への指令は大阪への強制送還だった。今日31日に帰阪し、大阪府内の病院で再検査を受けることになった。加療後は安芸での2軍リハビリ組参加を厳命した。 幸いにも1軍第2次安芸キャンプが始まる「2月19日ぐらいには戻れる」(猿木チーフトレーナー)軽症ではあった。だが、今度1軍に戻って来る時、“公傷扱い”はない。1軍で桜井や喜田が活躍を見せれば、いくら2軍で猛アピールしても居場所はない。 “腐ったリンゴは放り出す”。続々と沖縄入りしているナインに対する、引き締めの意味もあった。「関本だけやなく、これはベテランも一緒や」。明日からのキャンプインを控え、怖いのは慢心、気の緩み。日本一翌年以降の失速もそこが元凶と分析する指揮官だけに、ここはカミナリの落としどころと判断したのだろう。31日には全ナインを集めた「合同ミーティング」を行うが、指揮官は悲願日本一へ向け、“鬼宣言”を出すつもりだ。 「やってやろうという気持ちは分かるよ。でもケガしたらどないもならんやないか」。関本は岡田監督が2軍監督時代から目をかけてきた期待の1人。事実、昨年の日本シリーズ第7戦では内野守備走塁コーチの立場ながら星野監督にスタメンを進言し、関本は和田からのホームランでこたえてみせた。それだけ今キャンプでの期待は大きく、自己管理不足のリタイアが残念でならないのだ。 激怒には「もう1度はい上がって来い!」の思いも込められている。それは全ナインに対する「ノーモア関本」のメッセージでもある。星野前監督にも勝るとも劣らぬ新熱血漢。全国虎党の夢を背負い、明日キャンプインを迎える。【松井清員】 [2004/01/31 紙面から]
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