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カツノリが巨人へトレード、岡田監督が次の一手「捕手キンケード」 仰天トレードが、捕手キンケード構想に発展した。阪神カツノリ捕手(30=野村克則)の巨人への金銭トレードが23日に成立し、両球団から発表された。キャンプイン目前の電撃トレードに阪神岡田彰布監督(46)は驚きを隠せなかった。カツノリを第3の捕手候補と位置付けていた同監督は、シーズンでは矢野、野口の捕手2人制をとる可能性に言及。万能型の新外国人マイク・キンケード外野手(30=ドジャース)を“保険”捕手と位置付ける構想を初めて示した。 消えた第3捕手候補…矢野、野口の後はマルチ新外国人岡田監督が危機管理能力を発揮した。前日22日、テレビ出演で東京出張中の携帯電話を鳴らした一報は、予期せぬ内容だった。中堅捕手カツノリが巨人にトレード。カツノリは昨年、一軍出場がないが、岡田監督は第3捕手の候補として見ていた。 「そら驚いたよ。きのう(22日)夜6時か7時くらいか、電話で聞いた。編成の方で決まったと、報告だけだった」。 若手捕手はファームの実戦で鍛える。1軍の控えには若手を置くべきではない―、これが岡田監督の持論。昨年の3番手捕手だった浅井は若手で、監督の考えでは2軍で力を付けるのがベスト。となると、自然と中堅のカツノリが3番手に浮上する。そのカツノリがトレードとなったことで、岡田監督の今季構想は、捕手2人制に傾いた。 「捕手は2人でいってしまうかという考えはあるね。キンケードが保険になる」。 競争開始のキャンプを前に具体名こそ控えたが、岡田プランの輪郭ははっきりした。MVPを井川と小差で争った正捕手の矢野に、昨季は最大最強の補強と言わしめた2番手の野口。扇の要を安心して任せられる2人がいる。 それでも、万が一の場合はある。そこで奥の手にはまったのが、米大リーグで万能でならしたキンケードの存在だった。内外野とともに捕手の心得もあるユーティリティー。前日出演した「ニュースステーション」では司会の久米宏から「(キンケードは)キャッチャーミットも日本に持ってくるらしいですよ」と振られ、岡田監督は苦笑いした。 「ミットまでは聞いていないけどな。でも万が一のことやで。中日がなぜ(谷繁と柳沢など)2人制なのかと言えば(元捕手の)関川がいるからや。まあそこまで(試合に)出すのはよっぽどやろけど」。 緊急用のキンケードがいれば本職は2人で十分。その分まで中継ぎ投手か控え野手をベンチに置けるメリットも発生する。「カツノリ電撃放出」を受け止めながら、岡田監督が新戦略を固めた。【町田達彦】 [2004/01/24 紙面から]
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