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星野SDが警鐘!五輪2人枠では「球界は終わる」 こんなことでは球界は終わる! 阪神星野仙一SD(57)が、アテネ五輪への選手派遣問題で球界に激しく警鐘を鳴らした。22日、東京築地の朝日新聞社で朝日スポーツ賞贈呈式に出席。前日21日には、代表の枠撤廃を訴えていた長嶋茂雄日本代表監督(67)が、しぶしぶ1球団2人枠堅持を口にした。その心中を察した星野SDは、五輪に向けてパワーを結集できない日本球界に不満をぶちまけた。 星野SD「五輪は国の威信かけ戦う場」「子供たちも夢失う」星野SDの表情がイッキに険しくなった。「朝日スポーツ賞」贈呈式後の祝賀会。その席で前年度受賞の長嶋日本代表監督とも談笑した。しかし帰途につく際、報道陣からアテネ五輪問題について問われると、和やかなムードは一変した。 星野SD こんなことやってたら野球界、終わるよ。オリンピックは国の威信を賭けて戦う場。台湾なんて国の命令で出るんだよ。シドニーでも失敗(五輪で初めてメダルなし)してるんだから、その間に球界全体が協力して対応すべきやろう。 長嶋代表監督とともに、1球団2人枠撤廃を訴えてきた星野SD。しかし、球界に吹き荒れる“逆風”に押される形で前日21日、長嶋監督は2人枠堅持の方向性を示した。たとえ、このままの決着で終ってしまっても、だれかが叫ばなくては、また次の岐路でも問題は繰り返される。 星野SD アメリカもだらしないこと(予選敗退)をしてるし、野球が生きるか死ぬか、という時期。子供だって夢を失ってしまうよ。 ミスターが胸の内にしまっているであろう断腸の思いを、星野SDは代弁せずにはいられなかった。 派遣選手の制限には「現場の監督の気持ちはわかっているから」と一定の理解は示した。納得できないのは、ここまでのプロセス。「五輪期間中のペナントレース休止」など、国を挙げての一丸ムードを作れなかった日本球界に激しく警鐘を鳴らした。星野SDが嘆くのは絶対的なコミュニケーション不足だ。 星野SD 現場とコミッショナーが別々のことを考えているようじゃアカン。何がベストかを、お互いがもっと考えないと。新コミッショナー? リーダーシップがないと困るし、あると思っているよ。しっかりコミュニケーションを取っていって欲しい。 もちろん、今後もアテネ五輪に協力は惜しまない。「日本球界のため応援していくのは当たり前のこと。長嶋さんの双肩にかかっている、とまでは言わないが、責任を感じておられると思うからね」。スタッフ入りなどは改めて否定した星野SDだが、球界のためにできることはそれだけではない。まずは強烈に危機感を訴えることで、間接的に長嶋ジャパンをバックアップした。【吉富康雄】 [2004/01/23 紙面から]
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