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助言は「数字目標不要」赤星がイチローと密会 目標は無限大! 阪神赤星憲広外野手(27)が「イチロー哲学」で前人未到の地を目指す。沖縄・宜野座で自主トレ中の赤星は昨オフにマリナーズ・イチロー外野手(30)と親交を深めていたことを明かした。スーパースターから「数字目標不要」の教えを受けた。プロ4年目の今季は「人のしていないことをしたい」と宣言。セ・リーグ初の200本安打超えなどハイレベルに進化することを誓った。 スーパースターの哲学で「脳内革命」何かが違う。ランニング、ティー打撃と地道な練習を行った赤星だが、表面には見えない意識の部分で大きな変ぼうを遂げていた。興奮した口調で、昨オフの衝撃的な出会いを明かした。 「同県人だし、会えるかなと思っていた。でも実際に会うと緊張して、言葉が出てこなかった。考え方のレベルが違った」。 マリナーズのイチローだ。言わずと知れた天才打者。その一言一句が赤星を感化した。 昨年11月。神戸市内のレストランが初対面の場となった。同じ愛知県出身ということで、距離が縮まった。昨オフから計4度の「逢瀬」は脳内革命を起こすほどだった。技術論から精神論まで。その1つである「イチロー哲学」を赤星は説明した。 「目標の基本線がないんです。200本安打とか数字のラインを決めていない。それを達成した後はどうなるんだ? って」。 2人の間でこんなやり取りがあった。 イチロー 53盗塁を目標にしていたようだけど、達成したときはどんな気持ちだった? 赤星 正直、よかったと安心してしまいました。 つまり数字の目標を設定すると、達成後のモチベーション維持が難しくなる。赤星は3年連続盗塁王となる61盗塁を記録し、打率も3割1分2厘。172安打はリーグ2位にランクされた。一流選手の仲間入りを果たし、次なるステージに移行しなければならない。 「目標は要らないのかな、と思いました」。 数字の目安のない己との戦い。プロ4年目の今季はこんな自画像を描いた。前人未到の地に足を踏み入れる。セ・リーグでは初の200本安打超え。結果的に数字の目標になってしまうが、それは赤星の本意ではない。 「人のしていないことがしたい」。 犠打や進塁打を要求される2番打者にとっては、難易度が高い。誰もできないことをやる。赤星は途方もなく先を見つめた。慢心は一切なし。イチローに続け。赤星はハイレベルな世界に自らの身を投じる。【田口真一郎】 [2004/01/22 紙面から]
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