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伊良部と下柳が“つぶやき始動”

 FA残留コンビが寡黙な甲子園始動競演だ。昨オフのFA宣言から阪神残留を決めた伊良部秀輝投手(34)と下柳剛投手(35)が17日、本拠地甲子園でそろって自主トレを本格化させた。伊良部はロッカー室でウエートトレーニング、下柳はスタンド階段の上り下りなどで汗を流した。

 多くを語らないのも、2人の共通項だ。伊良部は約1時間のトレーニング後に「今後も甲子園で? どうかな」とぽつり。下柳も荷物整理に訪れた鳴尾浜で「東京に戻る? もう戻らないよ」とぶっきらぼうに話した。練習段階で言葉は要らない。結果はグラウンドで出すと言わんばかりの本拠地始動となった。

 移籍初年度の昨季は先発としてリーグ制覇に貢献した。昨年日本シリーズからの歩みは、まるで示しあわせたように同じだった。FA権を行使し、メジャー移籍も視野に進路を検討。最終的には「球団、フロント、他の選手の誠意が強かった」(下柳)と優勝メンバーとともにリーグ連覇を目指す道を選んだ。

 伊良部は米国ロサンゼルス、下柳は東京の自宅を中心に年末年始を過ごし、甲子園に戻ってきた日も一緒。伊良部、下柳が歩調を合わせて、今季も先発ローテーションを張る。【町田達彦】

[2004/01/18 紙面から]


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