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野間口、異例の早期決断「阪神か巨人」 今秋ドラフト自由獲得枠の目玉、シダックス野間口貴彦投手(20=関西創価)が、進路を阪神と巨人に絞ったことが6日、明らかになった。注目選手がドラフト10カ月前の新年早々に進路を絞るのは異例。同投手は最速151キロの速球派で、昨年の都市対抗では準優勝へと導いた実績を持つ。練習始動のこの日、調布市内のグラウンドに両球団スカウトが訪れ、早くもドラフト直前さながらの緊迫感が漂っていた。 熱烈ラブコールに誠意社会人NO・1右腕の進路が絞られた。あるプロ関係者は「野間口が希望球団を巨人と阪神に絞ったようだ。球界を代表する2球団と認めており、他球団は手を出しにくい状況になっている」と話した。現時点で獲得の意思を表明しているのは巨人と阪神。だが今後、名乗りを上げる球団もあり得る。そんな中、異例の早期決断は早い段階からラブコールを送ってくれた両球団の誠意に野間口サイドが応えた形となる。 阪神は昨夏、シダックス野村克也GM兼監督(68)に最初に獲得の意思を伝えている。同10月のW杯(キューバ)にも、12球団で唯一、担当の佐野スカウトを派遣するなど密着マークを続けてきた。前日5日の必勝祈願も阪神が先手を打つ形であいさつに訪れ、この日は巨人より1人多い3人のスカウト陣で視察に訪れた。佐野スカウトは「うちとしてはぜひとも、と考えている。その気持ちが人数にも表れた」と強烈アピールした。 出遅れた感のある巨人だが、この日は吉田編成部長自ら足を運び、約4時間の練習中、片時も野村監督のそばを離れずピッタリマーク。吉田部長は「野村監督は投手を補強したいといううちの事情を分かってくれている。野間口君は将来、巨人を背負って立ってくれる選手。こちらに来てくれると信じて誠意を見せる」と一歩も譲らない。 2球団に絞られ、争奪戦はヒートアップする一方。野間口は「連日スカウトの方に来ていただいて光栄なこと。これから気持ちをフラットにして考えたい。なるべく早く進路を決めて、都市対抗に集中したいと思っています」と冷静に話した。 [2004/01/07 紙面から]
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