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レギュラー獲りへ鳥谷“こだわり”捨てた「遊撃以外もやる」へ 鳥谷、複数ポジションや! ドラフト自由獲得枠で阪神に入団した鳥谷敬内野手(22=早大)が6日、東京・西東京市の早大グラウンドで本格始動し、遊撃手にこだわらずレギュラー奪取を目指す考えを明かした。入団前は「遊撃」に執着していた鳥谷だが、岡田監督の提唱する複数ポジション制に従う構え。いきなり7時間のハード自主トレを敢行した大物ルーキーは、2月11日の練習試合広島戦(沖縄宜野座)での実戦デビューが濃厚になった。 いきなり7時間のハード自主トレなりふり構っていられない。大型ルーキーが“こだわり”よりもレギュラー奪取を望んだ。 「ショートをやりたいという気持ちはある。でも、チームに入ってショートをできないとなれば、他のポジションで出たい気持ちもある」。 遊撃手へ強い思いが阪神入団の決め手の1つだった。入団前から「ポジションにはこだわっている。ショートをやりたい」と話していた。だが、遊撃手には昨季、打率3割1厘の成績を残し、優勝に大きく貢献した藤本がいる。天才と言われる打者でさえ、ポジションを勝ち取る保証は何もない。 プロで生き抜くには試合に出てナンボ―。「レギュラーを何とか獲って、1年間グラウンドに立ち続けたい」。もちろん遊撃手で定位置を奪うのが最高の形だが、弱肉強食のルールも忘れない。岡田監督も「何かがあった時に皆がカバーできるように、最低2つのポジションを」と野手の複数ポジション制を説いており、チーム事情にも合う。 「監督が決めることですからね」。遊撃手のイメージが強いが、実は東京6大学リーグのデビュー戦では二塁を守った。プロの視点で見るならば「遊撃」よりも「レギュラー」が比重を占めるのは当然なのかもしれない。 この日は来るべき戦いに備え、いきなり「7時間トレーニング」を行った。午前10時から午後5時まで、昼休みをはさんで、キャッチボール、ティー打撃、ウエートトレーニングなどを精力的にこなした。 「最初からこれくらい(のメニュー)をやろうと思っていました。長くは感じなかった」。 いざ、戦場へ―。すでに沖縄1軍春季キャンプへの参加が決まっており、岡田監督は「2月は若手がチャンス。鳥谷? 順調ならやらせるよ」と、練習試合やオープン戦でチャンスを与える考えを明らかにしている。2月11日対広島練習試合(宜野座)でのデビューが濃厚だ。 「どんどん(試合に)出て、慣れていかないと。チャンスをもらえるのは大変うれしい」。静かに闘志を燃やす鳥谷のプロ野球元年が幕を開けた。【酒井俊作】 [2004/01/07 紙面から]
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