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赤星「1球団2人枠」撤廃なら五輪行かない アテネよりチーム連覇! 阪神赤星憲広外野手(27)がアテネ五輪日本代表への選手派遣問題に困惑の表情を浮かべた。5日、西宮市鳴尾浜のタイガーデンで本格始動した同選手は、長嶋茂雄日本代表監督(67)が提唱する1球団2枠の撤廃構想に触れ、「五輪に行きたい気持ちはあるが球団によって差が出るのは…。そういう状況なら僕はチームを選びたい」と明言した。 悩める心境を吐露世界の大舞台でリベンジのチャンスをもらいたい。しかし…。この日、2004年の本格スタートを切った赤星は胸につかえる思いを吐露した。「シドニーで悔しい思いをしたので、やはり五輪に出たい気持ちはあります。でも今はその気持ちも中途半端で…」。 2000年シドニー五輪ではメダルを逃がし、悔し涙を流した。昨秋のアジア予選は日本シリーズの左ひじ負傷で辞退したものの、「3年連続盗塁王」の実績を積んだ赤星。本番で白羽の矢が立つ可能性は十分だが、現時点ではアテネに向けての意気込みを笑顔で語ることはできなかった。 長嶋日本代表監督が提唱するプロ派遣選手の1球団2枠撤廃案。この問題について赤星は「(中日)落合監督も話されてましたが」と複雑な表情で切り出した。「例えばの話ですが、巨人、中日が1人、阪神が2人とか(不平等)になるのは…。それで優勝を逃がす方が悔しいし、チームに迷惑をかけてまでは出られない。(球団間で)差が出るようなら、僕はチームに残ることを選びたい」。 メダルの重さは身を持って理解している。ただ長嶋案に異論を唱える中日落合監督と同様、ペナントを犠牲にするまでには割り切れない。 プロとしての危機感もある。「10数試合抜けることでタイトルもどうなるかわからないし、チーム内のライバルも多い。そのままレギュラーを取られることもあると思う。その間、ペナントを休止してもらえれば良かったんですけど…」。 せめてもの願いは同リーグの各球団が平等に痛みを背負うこと。チーム、ファンにも胸を張って行ける環境を整えて欲しいということ。そうならなければ、五輪出場の夢は諦め、チーム残留を選択する覚悟だ。【吉富康雄】 [2004/01/06 紙面から]
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