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D戦負け越し…仙さん憤怒!!ベンチに鉄拳!!これじゃ戦えん
気分悪いわ! 阪神星野仙一監督(56)が、ふがいない敗戦に今季最大の怒りを爆発させた。中日との今季最終戦。4−2とリードの9回に安藤がつかまり同点。延長11回、金沢が決勝3ランを浴びチームは4連敗。監督は試合中のベンチで怒鳴り、イスに鉄拳。試合後の会見でも怒声を響かせ、わずか3秒で打ち切った。日本シリーズに向け闘将の怒りが、チームのムードを引き締め直した。 怖〜っ…9回背信安藤「あんな監督見たことない」すさまじい雷がさく裂した。試合後の会見。鬼の形相で甲子園球場内プレスルームに現れた星野監督は、怒りを爆発させた。 「話題にすんな、そんなこと! それ以前の問題やろ。気分悪いわ!」。 怒声を響かせ、わずか3秒で会見を打ち切り、立ち去った。きっかけは「金沢が大事なところで…」という質問。だが星野監督の全身からあふれ出る怒りは、決勝3ランを浴びた金沢だけに向けられたものではなかった。楽勝のはずが9回に追いつかれ、最後は延長11回、逆転負け。これで4連敗を喫し、中日には7連敗で唯一、負け越した。だが、結果は二の次。投打ともにふがいない内容が許せなかった。 ピリッとしない。まず攻撃で爆発力を欠いた。2回に2点を先制。その後も追加点を重ね、4回途中で中日先発の野口をKOした。だが5回以降は、攻め手がピタッと止まった。5回2死一、三塁、7回2死満塁で矢野が凡退。赤星も3三振に2併殺と主力2人がブレーキとなった。 先発下柳が、粘りの投球でゲームを作った。7回途中からリガン、ウィリアムスとつなぎ、9回に安藤と必勝パターンを築いた。絶対的な信頼をつかんだはずの右腕がまさかの炎上。代打谷繁の同点適時二塁打で試合を振り出しに戻された。そして結末も延長11回、金沢が甘いカーブを筒井に放り込まれた。目を覆うような惨劇。その裏の最後の攻撃、怒りの闘将はふがいない選手を見守ることなく、ベンチ裏に消えた。 18年ぶりの優勝を決めた。打線も左肩痛の今岡、家族に会うため一時帰国中のアリアスらを欠き、ベストのオーダーは組めない。試合も雨天中止が2試合続いた影響で4日ぶり。緊張感を保つのは難しい。星野監督も「優勝を決めた後の緩み? それはあるだろうね。人間だから仕方ない部分もあるが」とある程度は容認してきた。その限度を越えた。会見を一方的に打ち切ったのは今季初。その怒りは「こんな試合をやっとったらあかん!」というメッセージとなって響いた。 パ・リーグも、ダイエーが優勝に王手をかけた。日本シリーズに向けて、盛り上がらなければならないときに最悪の試合を見せられた。ロッカー室に戻ると集合をかけた。緊急ミーティングで島野ヘッドコーチが「日本シリーズに向けて気持ちを切り替えろ」と話す後ろでにらみを効かせ、無言の威圧感を与えた。まだ戦いは終わっていない。日本一を目指す大事な戦いが待つ。炎の怒りは、眠りかけていた闘争心を揺り動かした。【実藤健一】
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