

負けてホッ…甲子園で見たい胴上げ

甲子園球場前の高架下には、チームが遠征から戻る15日の広島戦当日券を求め、徹夜組が100人以上集まった。「4人予約」などと書いた段ボール紙を地面に張りつけ、場所取りする一方、ビールを手に携帯テレビやラジオで中日戦の状況をチェック。阪神が劣勢になるたび、歓声が挙がるという不思議な「逆転現象」が起きた。
12日夜から並んでいるという垂水区の会社員・足立知幸さん(24)は「初めて阪神の負けを願っています。複雑な心境ですが、甲子園で優勝を決めて、星野さんの胴上げを見られれば最高」。93年5月に甲子園のスタンドでゲリラ披露宴を行ったという西宮市の窪田裕子さん(40)は11日から場所取りに並ぶ。「結婚10周年での優勝は最高の記念になります」と、甲子園胴上げを祈る。中には「鹿児島から来ました」という男性会社員もいた。
結局、広島の勝利でこの日の優勝がなくなると「やったあ ! 甲子園での胴上げまで“マジック2”や ! 」。さらに阪神が中日に敗れると「完敗に乾杯 ! 」などと異様に盛り上がっていた。

|