

桧山15号&猛打賞も…

桧山の口元がもどかしそうにゆがんだ。「流れ的に悪いね。今まできっちりした野球をやれていたんだから。今、そういう野球をやらないと」。栄光のVロードへ旅立ったはずが引き分けをはさみ4連敗。呪縛から解き放たれる術を桧山の目も探していた。
選手会長個人は猛然と奮い立った。初回に先制打を呼ぶ左安打。そして3回は右越えに15号同点アーチをかけ、4回もアリアスの勝ち越し打につなぐヒットを放った。5打点と爆発したアリアスの働きを誘発した。前夜、わずか1得点と投手陣を援護できなかった借りを返した。だがその援護に今度は投手陣がこたえられない。その状況に桧山は表情を曇らせた。
「何とかしようと? まあね。でも守りでミスも出たし(3回、右翼線の打球処理を誤り三塁打に)何とも言えない。また明日」。
ここまで5試合で投打とも悪い部分はほぼさらけ出した。そして残るは原点への回帰。きょう14日も優勝決定の可能性がある。気合を入れ直した桧山が先頭に立って最高のフィナーレへと導く。

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