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3連敗…このイライラも快感!星野阪神きょうVや
惜しかったなあ。金本に1本出てればな。4連敗。それでも阪神は優勝に王手をかけました。きょうのデーゲームで中日に勝ち、広島とヤクルトが負ければ18年ぶりのV。この日の9回の攻撃は、きっときょうにつながります。さあ、深呼吸をして、心の準備は整えましょう。ほんまに優勝するんですよ。 9回反撃あと1点届かず…9回、1点差に迫る適時打を放った矢野のコメントがすべてだ。「もう少し粘りたかった」…。悲願の優勝への呪縛、プレッシャー。すべてのものと戦いながらナインは戦い、そして敗れた。押されっ放しだった試合は最終回、ようやく抑えの大塚を攻め、優勝するチームの片りんを見せる。3安打で1得点。しかし届かなかった。ビクトリー・ロードに出たはずが4試合を終え、3敗1分け。マジック2を減らすことはできなかった。 だが、ついにこの日が来たことだけは間違いない。快進撃を続けた長いシーズン。どれほど優勝に近づこうと、ここまではまだ接近できてはいなかった。「さあ、今日、優勝!」。この言葉を口に出せる日がようやく、やってきた。13日、阪神はデーゲームで中日と戦う。グラウンドでの優勝決定はない。だが広島、ヤクルトの結果次第で悲願が達成できる。確率こそ低いが、ついに、その日がやってきたのだ。 「最後はおもしろくしたやろ? みんな楽しんどったやないか。オレはいつも言うとる。いじめるより、いじめられる方がいいってな」。数々の修羅場をくぐってきた星野監督。内心のイライラを抑え、そう話した。ここまで来て停滞に停滞を重ねるチーム。最後の打者となった金本は報道陣の問い掛けにめずらしく「うるさい…」と声を荒げた。そのことが象徴するように今の阪神を重いムードが支配していることは否定できない。 しかし何があっても絶対的有利は動かない。「これまでたくさん勝ってきたから今があるんやろうが? 大体やなあ、オレの予想通りになってきとるやろ。みんなは信用せんけど。大丈夫だって。大丈夫だ」。 「優勝決定は15日以降の甲子園」という予想を今でも変更しない指揮官は笑った。確かにそう思えば少々の連敗は心配なし。絶対に優勝できるチームの足踏み。焦(じ)らされ、イライラするけれどうれしいこの快感。この雰囲気を楽しめるのも、もう少しだ。【高原寿夫】
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