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星野監督がV条件「負け犬根性を一掃」 「始まりまんな!」―。阪神星野仙一監督(56)が球団史上初の沖縄・宜野座キャンプに備え今日29日、沖縄入りする。直前の28日、西宮・鳴尾浜球場に姿を見せ島野ヘッドコーチ、岡田守備走塁コーチと3者会談を行った上で、(1)大型連敗の回避(2)クローザーの確立(3)チャレンジ魂の養成を条件に「負け犬根性」を一掃、優勝争いに加わる強い意気込みを示した。いよいよ勝負の2年目を迎える星野阪神のスタートが迫ってきた。 (1)連敗しない(2)抑え確立(3)常に挑戦当然と言うべきか。星野監督に甘さはなかった。この日、15日ぶりに鳴尾浜に姿を現した指揮官は、今年のテーマについて聞かれると「負け犬根性の払拭(ふっしょく)や。去年の戦いで徐々になくなってきたけど、まだ、ある。今年はこの負け犬根性を完全に払拭することや」と、キッパリ言い切った。 FAで同一リーグの広島から金本を獲得、逆輸入大リーガー伊良部、トレードではパ・リーグから下柳を加えた。外国人もルー・ポート(31=エンゼルス)、ジェフ・ウイリアムス(30=ドジャース)両投手の2枚を揃えた。12球団の中でも目を引く積極的な補強だ。セの台風の目どころか巨人を倒す一番手にまで挙げる見方もある。 だが指揮官に緩みはない。「関西の新聞を読んでいれば阪神の選手ばかり練習してるみたいや。でももちろん他のチームの選手もやっとるんやからな」。まだ結果を出していない実力アップに虚ろな夢を見てはいない。負け犬根性を捨て、Vを勝ち取る条件を次々に挙げた。 (1)連敗しない 監督が「負け犬根性が残る」という根拠は連敗癖だ。昨年は開幕7連勝のスタートダッシュを切ったにも関わらず、6月に8連敗を喫するなどズルズル後退していった。そこに就任以来のわずかな時間でぬぐい切れなかった負け犬根性を見るのだ。 (2)クローザー確立 近代野球で勝ちパターンを作るには継投が命だ。中でもクローザーの確立は絶対必要条件だ。今季の候補は新外国人投手ポートとウイリアムスの2人。特に右腕のポートには期待がかかる。監督は「責任を持ってほしい。『最後に監督と握手するんはオレだ』という気でやってほしい」と技術はもちろん精神面でも要求した。 (3)大事なのは挑戦 そしてすべてに置いて挑戦の重要さを強調した。引き合いに出したのは前日、開幕投手争いに参戦した藪だ。「ええこっちゃ。最近の若いヤツは挑戦から逃げとるからな。挑戦しないと自分の力が分からんやないか!」と気合を入れた。 島野ヘッド、岡田コーチとの打ち合わせを終えた監督は鳴尾浜球場に足を踏み入れ「始まりまんな〜」と笑みを浮かべた。冗談めかした気負いのない言葉が逆に意気込みを伝える。星野阪神2年目の挑戦がいよいよ始まる。
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