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川尻、吉田と合同トレでエール交換「20勝してセ界一」


 阪神の川尻哲郎投手(34)は総合格闘家の吉田秀彦(33=吉田道場)と23日、横浜市内で合同トレを行った。

 川尻哲郎投手は、友人の吉田に打倒サップを期待した。「去年は3勝だから、今年は4勝してほしい。もちろん無敗で突っ走って、最終的にはボブ・サップをやっつけて世界一になってほしい」。夢の対決を希望し、相棒吉田の激勝を願った。

 一方、吉田からは川尻に20勝指令が下った。「頑張ってもらわないと、一緒に練習した甲斐がない。20勝してほしい」。厳しいノルマに苦笑した川尻だが、「もちろん20勝を目指して頑張る」と応じた。

 打倒サップとシーズン20勝。舞台は違えど、2人が公約を実現すれば世間の注目を集める。そうなれば、越境タッグの活動を拡大するつもりだ。「吉田道場と阪神の選手でボランティアもしていきたい。野球教室と柔道教室を同時に開いたり、子供に夢を与えるような活動をしていきたい」。川尻は熱っぽく語った。

 計4時間に及んだ合同トレでは、吉田とのパワーの違いに刺激を受けた。吉田は90キロのベンチプレスを10回以上持ち上げたが、川尻は0回。また、「一つ一つの練習に対して集中力がすごい」と感服した。

 「今年はまだまだ、新しい変化球のことは考えない。自分のイイ真っ直ぐを投げることだけ考えていく」

 柔道一直線ならぬ直球一直線。昨年はジャイロボール(ムービングファストボールの一種)に夢中になりすぎて調整に失敗した。この日の70球の投球練習では、9割が直球。26日に乗り込む沖縄での自主トレ、キャンプでも、一本集中の吉田スタイルを貫く。

 ◆川尻と吉田 吉田とは4年来の友人関係。昨年8月、吉田がプロ格闘家に転身してデビュー戦でホイス・グレーシーを撃破、さらに3戦目の昨年大晦日の猪木祭りで佐竹も一蹴して新格闘王を襲名したが、川尻はその試合をテレビ観戦して感動。年が明け、祝福の電話をかけた際、吉田から「一緒に練習しましょう」と誘われて意気投合した。その場で吉田道場(東京・世田谷)に入門し、合同トレを行うことを約束した。


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