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球団史上最高7850万円増…今岡1億2千万

 今岡が異例の1発サインで1億円プレーヤーの仲間入りした。阪神今岡誠内野手(28)は21日、西宮市内の球団事務所で代理人の岩崎利晴弁護士(43)を同席させて契約交渉に臨み、7850万円増の年俸1億2000万円で更改。プロ7年目の大台突破に今岡は「今季は相当頑張って優勝に貢献したい」とさらなる活躍を誓った。同じく代理人交渉の赤星憲広外野手(26)も300万円減の年俸3700万円で更改した。

「相当頑張って優勝に貢献したい」

 今岡は、判を押したという現実ですべてを飲み込んだ。キャンプ目前の1月21日までずれ込んだ第1回交渉は、3時間に及んだ。「きょうに限らずサインまで時間がかかりましたが、高い評価をしていただいたのでよかったなと思う。満足? サインしましたので」。希望の1億円を上回る1億2000万円の提示額をすっきり受け止めた。

 ニューリーダーとしての働きが実りとなった。昨季は二塁の定位置を確保し、1番打者に定着した。122試合で打率3割1分7厘の好成績は「野手で1番の貢献度だった」と竹田球団常務も認識済み。「3倍(増)にはいっていない」。2・87倍のアップ幅で大台を飛び越えた。

 ビックアップが新たな使命感を生んだ。「頑張れば金額で評価してもらえるのが分かった。今年は優勝してそれに貢献したい。よっぽどの頑張りが必要ですが、その気持ちが強くなった」。チームみんなでつかむ喜びをはっきり口にした。

 プロで初めての代理人交渉で、自身はテーブルにつかないまま年を越した。予期せぬイメージダウンをかぶった。代理人、選手会サイドと球団の間にはしこりが残った。「長引いている間は不安だった。待ちの状態でいろいろな情報も入ってくるし。でも(更改した)きょうに限ればよかったと思う」。異例の事態に陥ってから揺れた心境にもこの日のサインがピリオドを打った。大台突破のトラの顔が、憂いなくキャンプに向かう。【町田達彦】


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