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“二人三脚”へ意欲…田淵さん指名「金本4番」

 阪神田淵幸一チーフ打撃コーチ(56)が4番に金本知憲外野手(34)を指名した。21日、西宮市内のタイガーデンで行われたスタッフ会議に出席した後で「勝負強い。軸になる打者」と明言。2月1日から始まるキャンプでも4番を想定し厳しくなると予想される内角攻め克服に取り組むことを示唆。金本も内角攻めの克服について「ずっとテーマだった。こっちから聞きますよ」と意欲を示した。

「優勝に必要なのは軸になる打者」

 田淵コーチの言葉に迷いはなかった。優勝を目指す2003年猛虎打線。その中心を担う「4番」に田淵コーチは金本を指名した。「キャンプで状態を見て監督と話し合って決めることになるが金本は勝負強いし自分の形を持っている。軸になる打者」と、4番にふさわしい高評価を並べた。

 昨季は4番に期待したアリアスがチャンスでの弱さを露呈。ホワイト、桧山、浜中、片岡にベテランの八木、広沢も4番に座った。力強い打線を作る上でやはり4番の固定が理想。4番として狙った近鉄中村の獲得には失敗したが金本も広島で2年連続140試合、フルイニング出場し4番を担った実力者。田淵コーチもその実績を認め最高の適任者と指名した。

 春季キャンプでも「4番」を前提に指導していく。「どこのチームでもそうだが4番に対しては絶対に打たせないと内角を厳しく攻めてくるはず。金本は外角をさばくのはうまいが内角に対する打撃が課題だと思うんだ」と、田淵コーチが指摘した金本の弱点は右手の使い方。分析の結果、テークバックの際に右手が突っ張り余裕がなくなる点を発見した。金本も「ずっとテーマだった。グリップの位置とかこっちが聞きますよ」と、弱点克服へ意欲的に取り組んでいく姿勢を示した。

 田淵コーチも現役時代、内角攻めに苦しんだ。「オレも現役時代に経験したこと。強いと思っているところにも必ず弱いところはある。4番はそこを徹底して突かれる。苦しんだけど山内(一弘)さんに教わって打てるようになったんだ」。自らくぐり抜けてきた体験をキャンプでは全力で金本に伝える。「内角攻めをを克服すれば? もう1回30・30(3割30本塁打)だっていけるんじゃない」とも予言。阪神が泣かされてきた頼れる4番育成へ田淵コーチは早くも使命感に燃えていた。【実藤健一】


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