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ノムさん“新幹線”トーク

 シダックスの野村克也GM兼監督(67)が、全国88人の社会人指導者に「ノムラの考え」を注入した。前日18日の全日本・長嶋茂雄監督(66)に続いて19日、千葉・幕張メッセで行われた全日本野球会議の指導者講習会で講演した。アマの立場となって初の講演は「長嶋監督の素晴らしい講演の後でしゃべりにくいが」と独特の野村節からスタート。「野球とは、監督業とは、答えが出ない。答えを求めて野球をやりたくなる」と球界に復帰した理由を語った。

 前日の長嶋監督の講演を「山手線型トーク」と皮肉っただけに、自身は「新幹線級」の話術を披露。監督業とチームづくりについて、長嶋監督の「理論より精神」とは対照的だった。

 野村監督 私はヤマカンで野球をやりたくない。理を持って戦う。色々な監督がいる。長嶋監督はひらめきの天才型。大事なのは、どういうタイプの監督でいくのか心にあった方が、選手に伝わりやすい。

 続けて監督心得を次々と披露していった。

 ◆読書のすすめ 「技術だけではダメ。人間的な成長なくして技術の進歩はない。本を読んで欲しい」。

 ◆チーム編成 「1番勝ちたいのは監督。監督の立場に近づける選手が多いほどチームは強くなる」。

 ◆プロセス主義 「結果が出る時は準備をしている。一流と二流の違いはそこだ。イチロー、松井らはバットを構えるまでに時間がかかる。細かい動作に時間をかけている」。

 他にも持論を展開し、30分の予定が45分に。長嶋監督の講演も盛り上がったが「ノムラの考え」にも指導者は食い入るように聞きいっていた。【栗原弘明】


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