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星野監督、異例の新人合同自主トレ視察で「仏の顔」 阪神星野仙一監督(55)が異例の電撃視察を行った。13日、鳴尾浜球場で始まった新人の合同自主トレーニングに自ら愛車を駆って登場。「ケガなくやってくれ」と仏の顔を見せたもののルーキーらに緊張感をみなぎらせた。就任1年目もなかった行動。紛れもなく優勝を狙う今季への意気込みの表れだ。 予定外に背筋ピーン!緊張のあまり返事できずルーキーたちの息吹きであふれた鳴尾浜に驚きが走った。午前10時20分。突然、星野監督が姿を見せた。しかも平田広報が運転するクルマではなく監督自身がベンツを駆って、だ。予定にはない行動。周囲に緊張感がみなぎった。 阪神の監督が新人の合同自主トレに姿を見せることさえ異例。星野監督にしても同様だ。大フィーバーを巻き起こした1年目の昨年は就任前に入れていた所用のため訪れなかった。だが今年は来た。「鳴尾浜に海水浴に行った帰りに寄っただけや」。指揮官は季節外れのジョークで笑い飛ばした。だが真意は違う。究極の目標である優勝へ向かい、新戦力の様子が気になって仕方がなかった。 鬼になる。そう宣言した今季。だがズラリと整列した新人10人の前で見せた表情は仏だった。「入団おめでとう。しっかりやってくれ。まあケガしないように。焦らずにね」。笑顔を浮かべ、そう話した。だが早く戦力になってほしい気持ちは言うまでもない。金本、伊良部、下柳に新外国人2人などと積極的に補強したがまだ十分だとは思っていない。ドラフトで獲得したメンバーから1人でも2人でも1軍戦士が出てきてほしいのだ。 「戦力として? 計算の中には入ってない。まだ見ぬ選手を計算することはできんわ…。でも大学出、社会人出身はちょっと楽しませてくれんといかんわな」。意識してトーンを落としながらも監督は新人にかける期待をそう説明した。 新人たちは緊張のあまり監督の言葉に返事ができず続木2軍トレーニング・コーチから説教される場面もあった。若トラたちにとっては初の緊張シーン。監督は「今のコは緊張なんかせん」と話したがキャンプ・インに向かい、空気を引き締めるには十分過ぎる視察だった。
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