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星野監督、井川を10年連続開幕投手に指名 【ゴールドコースト(オーストラリア・クイーンズランド州)9日】阪神星野仙一監督(55)がエース井川慶投手(22)を早くも開幕投手に指名した。3月28日、横浜との開幕戦(横浜)に関し「開幕投手は井川? ほかにだれがおるんや」と断言したもの。さらに「10年はオレがやるという気持ちでおらないかん」とエースの自覚を促した。昨季14勝を挙げた左腕は、2年連続の名誉を確実にした。監督は10日、休暇を終えて帰国する。 まだ3カ月近くも先にある開幕マウンド。だがその舞台に立つ男の姿は星野監督の目にはっきり映っていた。「開幕投手は井川? ほかにだれがおるんや。井川もそういう気持ちでおらないかん」。星野監督らしい迷いなき決断。そこに選択肢は存在しなかった。 星野監督の脳裏に今もしっかり焼きついている。1年を振り返り「ベストゲーム」と称した昨年3月30日、巨人との開幕戦(東京ドーム)。阪神監督デビュー戦、しかも宿敵・巨人と最初の決戦を実質2年目の井川に託した。期待にこたえた井川は巨人打線を1失点に抑えて完投。阪神に12年ぶりの開幕勝利を、星野監督にはウイニングボールを運んできた。星野監督は熱い抱擁で井川を出迎えた。今でも残る熱い感触が迷いなき決断を生んだ。 「キャンプ初日に顔を合わせたとき(開幕戦の)3月28日に合わせて調整しろと言うよ。井川もそれを当然と思って受け答えせないかんよ。10年はオレが(開幕投手を)やると思わないかん」。 わずか1年で強固な信頼関係は築かれた。「10年開幕投手」というあまりに名誉な指名。それは井川にエースとしての自覚を促すものでもある。井川が球界NO・1左腕の素質を持っていることは認める。だが昨年も夏場に勝てず、最多奪三振を手にしただけで最多勝、防御率のタイトルを逃がした。1年間、コンスタントに活躍してこそ真のエース。もうワンステップ引き上げるために井川のハートに訴えた。 「(夏場に勝てなかった原因に)ケガの種類にもいろいろある。ここ(心)とかここ(頭)もそうや。原因は分析せないかん。めいっぱいいってしまうとケガしてしまう。80%ぐらいに抑えて勝つのが一番ええんや」 勝負の2年目。星野阪神は昨オフ、巨大補強に取り組んだ。だが根幹とするものに変わりはない。昨年、列島を揺るがした開幕7連勝は井川の熱投から始まった。そして星野阪神2年目の激闘も井川が幕を開ける。
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