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伊良部“オレ流”始動!2・1にはブルペン入り ついに虎の伊良部が始動した。阪神の伊良部秀輝投手(33)が8日、西宮市の鳴尾浜球場で自主トレを開始し、ウエートトレーニングなどで約2時間汗を流した。開幕に向けた調整について伊良部は、投げ込まずに仕上げる「自分流」を強調。ただし、沖縄・宜野座キャンプ初日の2月1日からブルペン入りする意向で、7年ぶりの日本球界復帰に強い意欲を見せた。 投げ込みNO!星野阪神2年目期待の星、メジャー帰りの伊良部が突然、鳴尾浜に姿を見せた。「ただ気が向いて来た訳やない。トレーニングをやりたかった。これまでも休みながらチョコチョコと体は動かしていたけどね」。そう話し、室内練習場に姿を消した。それから約2時間。報道陣の前に姿を見せたときはびっしょりと額に汗をかいていた。 暴れん坊のイメージが強いがこの日は柔和な表情。だがその口から飛び出したのは衝撃的とも言える「オレ流」調整だ。「キャンプで100球以上投げたことは15年間のプロ生活で記憶にない。投げ込みはいつ? 投げ込みで体を作るんではなく、投球に耐えられる体を作る」。そう言い切った。 格差が縮まったとされる日米球界だが大きな違いは投げ込み。メジャーでは肩は消耗品とされ、練習、試合を通じて投球数を制限する。一方、日本では肩を作るために投げ込むのは一般的。過去には近鉄で鈴木啓示監督とエース野茂(現ドジャース)が衝突したテーマでもある。 メジャー流が徐々に広がってきている日本球界だが投げ込みの風潮は残っている。特に体力を作る春季キャンプで投げ込むのは風物詩ともなっている。阪神でも昨年の秋季練習で藤川が1日で385球を投げ込むなど、フルに使うことで肩を作っていく傾向は強い。 伊良部はこれに異を唱えた。「投げて体を作るのではなく、(先に)投球に耐えられる体を作っていく。ケガが怖いですから」。その方法としてウエート・トレーニングを中心に肩を激しく動かす運動などを挙げた。 当たり前のように飛び出た「オレ流宣言」だが、もちろん、新天地でやる気がないわけではない。星野監督は投手陣に「2月1日に投げられるように」との指令を出している。これには難色を示すどころか歓迎した。「2・1にブルペン入り? 当然、メカニックス(体の使い方)の調整もあるんで、するつもり。全力で30球投げれたら次は40、50球と増やしていきたい」と意欲的に話した。 伊良部にとっては幼少時代から憧れた阪神。自主トレに来ていた若手選手と顔を合わせると「名前を覚えるのが大変。高校の後輩(田中聡)がいたんで話をしました」と笑った。阪神に猛虎再建を支える元大リーガーが自分のスタイルで新しい1歩を踏み出した。 【益子浩一】
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