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延長11回サヨナラ負け…100試合目で貯金「0」
藤川初星スルリ…7回無情の同点打無情にも、米野の打球はセンター前で弾んだ。延長11回2死満塁。金沢が投じたスライダーは、弾き返された。サヨナラ負け…。ヤクルトナインの喧騒をよそに、星野監督は険しい表情でベンチを出た。「0からのスタート? 関係ない。こんな試合やっとったら、0以下や」。開幕7連勝から守ってきた貯金が、ついに底をついた。今季100試合目で、星野阪神はスタートラインに戻った。 先発藤川が自身プロ初勝利へ熱投した。6回まで1安打無失点。初回の2点を守り続けていた。しかし7回、疲れか重圧か、先頭稲葉、続くペタジーニに連続四球。佐藤投手コーチがベンチから飛び出した。勝負にこだわるなら、継投策もあった。しかし、ベンチの星野監督は「(藤川を)代える気はまったくなかった」。微動だにせず“自分で抑えろ”と無言のゲキ。藤川に成長の舞台を与えた。 ラミレスを142キロ直球で見逃し三振。したたり落ちる汗をぬぐいながら、藤川は必死に投げた。が、岩村にも四球を与えて1死満塁。古田には2ストライクと追い込みながら中前打を浴び、続く土橋にも同点打を許した。6回 1/3 3安打2失点で無念の降板。プロ1勝の大きな壁に、跳ね返された。 試合後、藤川は何を聞かれても無言だった。ただ、同点まで続投させてくれた指揮官の期待は、痛いほど感じていた。「それは、わかりました…」とポツリ。自身の初勝利を逸した。チームも敗戦した。何より、監督の期待にこたえられなかったことが、悔しかった。それ以上、藤川が口を開くことはなかった。 ケガ人が続出し優勝も遠い夢となった。それでも戦う姿勢は失わない。4年目藤川が得た“敗戦”という大きな財産とともに、猛虎は残り40試合、新たな戦いを迎える。
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