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好投の太陽、初勝利ならずも充実感

 暗いムードの通路で、太陽だけは輝いていた。「自分自身ベストを尽くせたと思います」。昨年の最終戦・10月8日広島戦以来、プロ入り2度目の先発。5回、片岡の失策で1点を失ったものの、要所を締める落ち着いた投球で4回 2/3 を自責点0に抑えた。

 「余計なことを考えずに無我夢中で投げました」。初勝利こそならなかったが、藤田の顔には充実感がみなぎっていた。3回を除いて毎回ヒットを浴びた。コントロールが定まらず変化球が大きくすっぽ抜けることもしばしば。2回には先頭の前田に二塁打を許し、無死二塁のピンチを背負う。だが崩れそうで崩れない。浅井を空振り三振。続く新井もフォークで空を切らせた。

 佐藤投手コーチも藤田の好投を評価した。「適度に荒れてたのがよかったんじゃないの。まだまだやることはいっぱいあるけどね」。藤田自身もやるべきことはわかっている。「変化球が高めに浮いてしまった。今度は勝ちたいです」。これで今季は4試合13回 1/3 を投げて自責点0。初勝利はもう目の前だ。

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