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片岡、痛恨の決勝エラー…自力V消滅
4位転落…死のロード最悪幕開けあっ、あぁー…。倉敷の3万観衆から、いっせいにため息がもれた。視線はサード片岡の足元、ポロリとこぼれたボールに集中していた。0―0の5回裏2死一、三塁。今季初先発の藤田がディアスを三塁ゴロに打ち取った、はずだった…。しかし、片岡がタイムリーエラー。三走西山が踏んだ「1点」は、最後まで虎に重くのしかかった。 「エラーしたのは僕のミス」。試合後、バスへと向かう間、片岡はじっと前を見つめたままだった。試合前のヤジが悔しかった。フリー打撃を終えた片岡に「(試合に)出るな!」と辛らつなヤジがスタンドから飛んだ。「俺が決めるわけやない!」。片岡はにらみ返し、燃えた。バットでは3打数2安打と意地を示した。しかし、6回にも失策を犯し、守備で足を引っ張った。「本当にチームに申し訳ない」。絞り出すのが精いっぱいだった。 「ヘタなんやろうな。あの場面で、あんなミスをするんやから」。星野監督もかばいようがなかった。しかし、戦犯は片岡だけではない。「それより打てんことや。投手が頑張ってるのに、点を取ってやらんと」。先発藤田をはじめ、中継ぎ陣は必死に踏ん張った。しかし、打線は黒田の前に拙攻の連続。4度の得点圏も決定打が出ず、9回には一塁走者田中が、打者関本のカウント2―3からけん制タッチアウト。たかが1点、されど1点。この日の虎には、とてつもなくホームが遠かった。 長期ロードの大事な初戦で、今季5度目の完封負け。1人の投手にやられたのは91試合目にして、初の屈辱だった。首位巨人の勝利で、ついに自力優勝も消滅。「自力V? そんなもんとっくに関係ないやろ」。闘将もはき捨てるしかなかった。首位とのゲーム差は絶望的な「11」に広がり、4位に転落。死のロードは、試練の幕開けとなった。 田淵チーフ打撃コーチ(完封負けに)「得点圏(に走者を進めたの)が4度だろ。そのあたりのバッティングがテーマだな。これが本当の試練。ロードではいろいろ経験しないと」
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