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仙さん怒った…虎の助っ人軍団総崩れGと10.5差
絶望的な空気が球場を支配した。最下位横浜に一方的にパンチを浴び、意地のカケラもなく猛虎はKOされた。今季最少タイの2万8000人観衆は最後まで声を枯らしたが、1回の5失点はあまりにも重くのしかかる。先発ムーアがいきなり5失点。「アホらしくなる。最悪の癖が出とる。ビッグイニングを作る癖や。1本やられると4本5本とやられる」。星野監督は薄ら笑みさえ浮かべた。 指揮官の血圧を上げたのはムーアだけではない。もう1人の淡白な助っ人の姿勢だった。試合前、主砲アリアスが左わき腹の痛みを訴えて大阪市内の病院で検査を受けた。結果は全治2週間。首脳陣へ診断結果が届いたのはプレーボール直前だった。「アリアス? ケガがどうか知らんわ。早く病院へ行ってくれてたら誰か(1軍出場)登録できたのに…。この間も点滴を打ちに行ったのは昼からやったやろ。ちょっと、おかしいな…」。星野監督は「4番失格」と言わんばかりの突き放した口調で不信感をあらわにした。藪、桧山の主力2人が負傷で戦線離脱した非常事態の中、アリアスは3日前にもへんとう腺炎でスタメンを外れたばかり。度重なるリタイアは、チームの士気にも影響を及ぼしかねない。田淵チーフ打撃コーチも「言うのが遅い。3時までなら交代もできたのに」と首を傾げた。 4番アリアスまで欠いた打線は今季ワーストの5試合連続1ケタ安打。代役広沢も不発で48通り目のオーダーも機能せず、7月は10勝10敗1分けで終わった。巨人が勝ち、ついに10・5ゲーム差。「巨人の背中が見えなくなる」デッドラインの10ゲーム差もあっさり超えた。1日、巨人が勝って阪神が敗れれば自力優勝の可能性も消滅する。
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