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赤星が復帰即、ヒット&三盗 三遊間を破った。赤星の放った強いゴロは、レフト前へ抜けた。初回。復帰初戦の初打席。一塁に今岡を置いて、2番センター赤星がいきなりヒットで復活を告げた。「1打席目から、チームに迷惑をかけた分を取り返そうと思った」。1ボールからの2球目、桑田の131キロスライダー。ブランクを感じさせない鮮やかな打球が飛んだ。 大歓声がうれしかった。打席に向かう赤星の背に、5万1000観衆の「お帰りコール」が響いた。「ただでさえ気合は入ってたけど、さらにやってやるぞと思った」。全国の虎党が待っていた。その期待に、いきなりの安打でこたえた。 盗塁も決めた。初回、片岡の捕ゴロで二進し、続くアリアスのカウント2―3からスタート。「相手はバッター中心(の攻め)だったから」。巨人バッテリーは走者を警戒する場面ではなかった。しかし、悠々と三塁へ到達したスピードは、昨季盗塁王の貫録。今季9個目。2年連続タイトルへの再出発だった。 「何もしたくない時期もあった…」。苦しいリハビリ生活だった。4月18日中日戦(ナゴヤドーム)で自打球を当て右スネを骨折。復帰まで3カ月を要した。動けない、走れないつらさに耐えながら、赤星はテレビ中継を見続けた。「それしかできないんで。でも、いろんな研究ができた」。復帰の日を思い描き、決して気持ちは切らなかった。 残る3打席は凡退。9回裏には代打を告げられた。「あまり貢献できなくて申し訳ないです」。敗戦に唇をかんだ。しかし「俺の計算よりは順応していた」と星野監督が話したとおり、存在感はアピール。赤星の逆襲は、これから始まる。
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