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関本、笑顔なし「守りが…」 意地の1発が夜空に舞った。豪快なフルスイングを見せたのは2試合連発の関本だ。21日の横浜戦、1点差の9回表2死走者なしから同点弾を放った。この日も最終回だが、場面は無死一塁。フルカウントからカーブのすっぽ抜け、高めボールを左翼席に運んだ。ただこの日はずっしり重く4点差あった。関本の会心のひと振りでミラクルまでは起こせなかった。 関本に笑顔はなかった。ベンチに戻ると外した手袋を悔しそうに叩きつけた。遅すぎた反撃。そして「それより守りが……」と唇をかんだ。6月28日以来の先発出場。1回表、2死二、三塁から清原の何でもない遊ゴロを取りそこね先制点をプレゼントした。「立ち上がりだし余計に守ってやらないと」。後手に回る要因を作った悔いが打った喜びを消した。 ただ今季4度目の完封負けを阻止しただけでなく「明日」につながるアーチだった。前日22日の練習で田淵チーフ打撃コーチは「ステップを小さくとった方が本塁打を打てると言ったら自分で変えてた。飲み込みが早い。ビックリするよ」と関本の成長を絶賛。そして「本塁打か三振の打者にしたい」と教育方針を示していた。開花し始めたアーチストの素質。関本の1発だけが明るい光を灯した。
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