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関本4号2ラン遅かった!9.5差

 虎よ、猛虎よ…。星野阪神があまりにも痛い1敗を喫した。エース井川を立てた勝負の巨人戦は、先手からダメ押しまで、ライバルとの力の差をまざまざと見せつけられた。9回に関本の4号2ランが飛び出したが反撃もここでピリオド。巨人とのゲーム差は9・5差。絶体絶命のタテジマよ、せめて今宵は、意地を見せてくれ!

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◇23日◇甲子園
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨 人

阪 神

【巨】(勝)桑田、鄭、(S)河原―阿部
【神】(敗)井川、遠山、部坂、弓長―矢野
【本】清水9号(4回、ソロ=井川)二岡13号(9回、ソロ=部坂)
関本4号(9回、2ラン=鄭)

「打撃そのものは悪くない」田淵コーチ

 巨人の背中が遠のいていく。代打広沢のバットが空を切った瞬間、首位巨人と虎の差はまた開いてしまった。絶望的な9・5ゲーム差。星野監督が「背中が見えなくなる」デッドラインに挙げていた10ゲーム差まで、わずか0・5ゲーム差となった。「チャンスはいっぱいあったけどな。向こうのディフェンスにやられたな」。逆転優勝へ、絶体絶命のピンチに立たされた指揮官は唇をかんだ。

 この3連戦の重みは痛いほど分かっていた。3連勝を期して望んだ伝統の一戦。あえてローテーションの順番を藪と入れ替えてエース井川を先発にたてた。しかし立ち上がり、若き左腕はバックの拙守に苦しめられる。2死二、三塁で清原の打球は高いバウンドの遊ゴロ。これを6月28日の横浜戦(大阪ドーム)以来のショートでスタメンに抜てきされた関本がファンブルして1点を献上。逆に打線は巨人の好守に反撃の芽をつまれた。1回2死一、二塁で桧山の打球をセンター松井がスライディング捕球。3回2死一、二塁でも桧山の中前へ抜けそうな打球をセカンド仁志の美技に阻まれた。「タラレバを言っても仕方ないんだ。打ち損じと紙一重。打撃そのものは悪くないが」と田淵チーフ打撃コーチがため息をこぼせば、桧山は「いいところを突いたのに、ことごとく捕られた。腹が立つ」と悔しさをにじませた。

 夏休み最初で最後のTG戦。通常よりチビっ子たちの声援が励みになった。「みんなでええ格好せんとアカンな」。前日、星野監督は少年ファンに活躍を約束していた。しかしカクテル光線で輝いたのは逆に巨人ナインの方だった。最終9回、関本が特大2ランでわずか溜飲を下げてくれたのが救いだった。

 「今の野球は連勝もあれば連敗もある。だから分からんよ」。いくら巨人が独走しようと平然と構えていた指揮官だが、さすがにギブアップ寸前。これ以上開けば、カラ元気にしか聞こえなくなる。これで貯金も1となり、5割死守さえ危うい状況だ。絶体絶命の星野阪神。連敗すれば間違いなく逆転Vの灯は消える。残り2連勝して首の皮1枚つなぐしかない。

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