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評論家・中西清起の目 粘投実ったムーア調子が悪くても丁寧に投げていれば報われる。ムーアの投球はまさに、そんな感じだった。6回1失点。打者23人に対しカウント2―2、2―3になったのは6度あった。ストレートがシュート回転するなどボールの走り、キレが悪いため、両サイドを丹念に突く投球をしたからだ。しかし四球は0個。横浜の雑な攻撃に助けられた部分もあったが、粘り強く投げた結果が7勝目につながったと思う。 調子のいい時はともかく、悪くてもこういう投球をすれば結果がついてくることが分かったはずだ。後半戦のスタートというのは投手にとって第2の開幕の意味を持つ。ここで弾みをつけられれば、また勢いに乗れる。藪、井川、ムーアの3本柱で2勝1敗。少なくとも後半はこのペースを守ってほしい。そして4人目、5人目の先発が踏ん張れば連勝が可能となってくる。3本柱が健在な限り、阪神浮上の芽はまだまだ残っている。(日刊スポーツ評論家)
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