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またソロやった浜中誕生日アーチ 技ありの13号は阪神ファンで埋まった右翼席最前列に吸い込まれていった。浜中が3万2000観衆の歓声に包まれてダイヤモンドを1周する。勝利を決定づける駄目押しの1発は初のバースデーアーチだった。「手ごたえはそんなになかったんですけど…」。打った本人が1番驚く右翼への流し打ち弾。中日4番手紀藤の131キロの速球を逆らわずスタンドまで運んだ。野村前監督も「変化球を打たせれば一級品」と評価した素材が田淵チーフ打撃コーチ直伝の「うねり打法」で開花したのだ。 これでここ10試合5本塁打と量産態勢に入った。それでも試合前にはマイナス思考に取りつかれていた。「誕生日にあまり打った記憶がないんです」。話した相手がプラス思考の田淵コーチだったのが良かった。「それなら、自分に暗示をかけろ。自分に自分でプレゼントしろ」。これで肩の荷が下りた。3打席音なしだったが、最後の最後に24歳を祝う大きなプレゼント弾だ。前半戦折り返しを前に、昨年放った13本塁打に並んだ。皮肉にもまたソロ。全本塁打がソロの珍現象は続いたが、不振に苦しむクリーンアップの後を打つ6番では仕方がない面もある。10日の前半戦最終戦で自己新の14号を放ち、気分よく折り返しを迎えるつもりだ。
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