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猛虎7回7点!!星野監督に送る七夕G倒”

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◇7日◇東京D
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪 神

10
巨 人

【神】(勝)井川、バルデス―矢野
【巨】(敗)真田、条辺、河本、アルモンテ、前田―小田、加藤
【本】矢野4号(2回、2ラン=真田)二岡8号(8回、ソロ=井川)

 なめんなよ! 矢野が、今岡が、アリアスが…。“七夕の夜”、ラッキーセブンの7回に一挙7点を奪うなど計12安打10得点の猛攻劇。巨人のルーキー真田に襲いかかって、前夜のボロ負けのうっ憤を晴らしてみせた。連敗は3でストップ。92年以来、10年ぶりの前半戦勝率5割ターンも確定。背番号77にちなんで7月7日の「星野の日」に、まさに猛虎が目を覚ました。

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矢野が2回に火付け弾

 トドメの一打は、グングン伸びて松井の頭上を越えていった。二走浜中をホームに迎え入れ、二塁ベースに到達した矢野はポーンと両手を叩いた。その手拍子に合わせるように2日間、沈黙してきた東京ドームの左翼席はお祭り騒ぎだ。ラッキー7に訪れたビッグウエーブ。2死後、今岡の左前打で矢野も7点目のホームを踏んだ。7月7日、星野監督の背番号にちなんだ日に7回7得点の大爆発。前夜は巨人に8回、13人攻撃で一挙8点を奪われた。その屈辱を晴らす痛快なお返しだ。

 貯金を使い果たす危機に見舞われていたが、猛虎打線はようやく目を覚ました。2ケタ10得点は5月23日の巨人戦(11点)以来29試合ぶり。貧打にあえいでいた打線にカツを入れたのも矢野の29試合ぶりの1発だった。1回裏無死一、三塁の大ピンチをしのいだ直後の2回。巨人の先発、ルーキー真田に簡単に2死を取られた後、平下が左前に運び矢野につないだ。矢野は静かに気合を込めて打席に立った。

 初回に迎えたピンチ、高橋由の二ゴロで通常は併殺も今岡の好判断で本塁で刺した。「あれで1点もやらないというみんなの姿勢を感じた。ボクはホームランバッターじゃないから狙ったわけじゃないけど、後ろが井川だったから。先制して井川に投げさせたかった」。ピンチをしのいだ後にどうしても欲しい先制点。1ボールからの2球目、真田のシュートを矢野は叩いた。ポーンと上がった打球は加速して右中間最前席にのみ込まれた。「きょうは絶対、負けられなかった!」。冷静な矢野が珍しく熱い言葉を吐き出した。

 借りを返したかった。福原、橋本の中継ぎ陣が大炎上した前夜。投手以上に矢野は責任を感じていた。「すごく恥ずかしかった」。巨人の猛打にさらされるしかなかった光景を目に焼きつけた。やられたままで終われない。やられたらやり返す戦闘姿勢を矢野が先頭に立って示した。

 最悪の3タテを逃れ、今後に弾みをつける爆勝で巨人を叩きのめした。田淵チーフ打撃コーチが言った。「きのうは(島野)ヘッドがいいハッパをかけてくれたからね。われわれもピリッとしたし、選手も奮起したはずだよ」。巨人に大敗し戻った宿舎で緊急ミーティングが開かれた。島野ヘッドコーチがゲキを飛ばし、その横で星野監督は黙ったままじっと座っていたという。ヘッドの激しい言葉と監督の沈黙。ダブルのゲキが選手の心を揺さぶった。

 これで92年以来10年ぶりの前半戦5割以上が決まった。だが全員の目標はさらに高い。「これで春先のころの気持ちを思い出すよ」と田淵コーチ。このまま巨人を逃がすわけにはいかない。この日の大勝が反攻ののろしだ。

<写真=ナインを出迎える星野監督>

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