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トラ新打線、意地の8回3発 阪神ファンが淡い夢を見たのも一瞬だった。2―8と突き放された8回裏、意地の3発が飛び出した。先頭の片岡がバックスクリーンへ6号アーチを放ち、続く今岡も左翼へ27試合ぶりの8号弾。そして1死後、桧山がこの日4本目の安打を右翼席へ放り込んだ。甲子園球場が揺れるほど沸いた。だがソロ、ソロ、ソロ。同じ3発でもすべて2ランのヤクルトを捕らえられなかった。 悪い流れを断ち切るための今季36通り目のオーダーは片岡を2番に入れる超攻撃型打線。個々のバットは振れていた。だが、つながりを欠いた。桧山は「(連敗は)すべて紙一重やからね。先に打線が爆発して投手を楽にしたかったんやけど」とうなった。チャンスは作ってもあと1本が出ない。4点を追う6回裏、2死満塁で星野監督は早くも八木を代打に送るが右飛に倒れた。3試合連続代打で打点を挙げていた「神様」でも、連敗のドロ沼にはまったトラを救えなかった。 5点を取っても9点を奪われ、今季初の5連敗を喫した。落胆するファンの支えは激しい首位打者争いを演じる今岡と桧山の好調バットだ。2人とも猛打賞を記録し、4安打の桧山が首位打者を奪回した。この3、5番に3三振だった4番アリアスが復調すれば頼もしいクリーンアップが完成する。歯車がガッチリかみ合うときを今はじっと耐えて待つしかない。
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