|
|
|---|
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Index | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
■阪 神 ■野 球 ■サッカー ■スポーツ ■芸 能 ■競 馬 ■社 会 ■レジャー |
谷中、同点直後に“悪夢”
悲しい、乾いた笑いだった。2点を追う最終回、執念の反撃も浜中が併殺打に倒れ1点届かずに幕は下りた。屈辱的な今季3度目の4連敗を喫した試合後、星野監督は笑った。「長年、監督をやっとるがあそこで(谷中を)代えれんもんな。監督は代えないかんのかな。もうワシ分からんわ。ハハハ」。怒りを通り越えていた。同じパターンでの惜敗続きは、闘将の感情をも狂わせた。 この日も悪夢は同点に追いついた直後だった。6回2死から今岡が二塁打で出塁し4番アリアスが同点タイムリーを放った、その裏の守り。先頭の佐々岡を谷中が自らのエラーで出塁を許すが続く野村をきっちり併殺に打ち取った。何でもなく切り抜ければ流れは阪神に向いていたはず。だが木村拓に右前に運ばれ、緒方に甘いスライダーを2打席連続で左翼席に運ばれた。谷中はガックリひざを折り動けなくなった。 「自分のエラーをゲッツーとってヒット、ホームラン……不思議なことが起こる。オレには信じられん」と星野監督は言った。同点直後の失点は3試合連続。しかもこの日の谷中は緩急を使い、星野監督も「久々によかった」と評価した好投を展開していた。緒方に投じた2球だけ魔物に見入られたとしか説明できない失投。不運、悲劇、あらゆるマイナスの言葉が今の阪神に当てはまる。 重苦しい空気を今季34通り目の新打線も打破できなかった。田淵チーフ打撃コーチが「早い回に点を取るために今岡をポイントゲッターにしたい」と浜中を1番、今岡を3番に据えた。だが苦肉の策も皮肉な結果しかもたらさなかった。初回、浜中がいきなり二塁打で出塁し1死三塁と先制のチャンスで今岡は空振りの三振に倒れた。最終回、1点差に迫り1死一、三塁で浜中は併殺に倒れた。すべてがかみ合わなかった。 開幕時を除き、貯金は最少の5まで減った。試合前、観客席のファンから星野監督に向けて「正念場だぞー」と声が飛んだ。「惜しいはナンボあっても惜しいなんだから」と星野監督は悔しさをかみ締めるように言った。もう惜敗はいらない。星野監督に本物の笑いを届けられるのは選手しかいない。
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||