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アリアス悔し15号
アリアスがネクストサークルから送った祈りは届かなかった。1点を返した最終回2死で3番浜中が空振り三振に倒れた。もし打席が回ってくれば2走者を置き、1発で逆転サヨナラ…。そんな夢から一瞬で現実に戻された。「いつも打ちたいもの。クロスゲームならなおさらだ」。消化不良のままゲームセットを迎えた。 相性のよさは確かだった。得意の倉敷マスカット球場でまたアーチを放った。初回の2死三塁。カウント0―2からの外より直球を完ぺきなスイングでとらえた。「迷いなく思い切りいった。打つ形がしっかりしていた。この球場は相性がいいね」。前回(4月25日広島戦)3本塁打を打った倉敷で、先制弾を左翼席に突き刺した。3試合連発、リーグトップを走る15号2ランで、勝利への1歩目を踏み出したはずだった。 ひと振りで…の期待が高まったのは最終回だけではない。3点差に迫った7回裏には2死一、二塁で打席に立った。スタンドは同点アーチを信じていた。だが、やや力んだように叩いた打球は遊撃へのポップフライになった。 「いつも、毎試合勝ちたいんだ」。ここまで本塁打を打てば11勝1敗と高勝率を誇ったが試合を落とした。会心の笑顔で振り返れるまで、アリアスは打ち続ける。 田淵コーチの話 田淵チーフ打撃コーチ(終盤の粘りに)「つなげることが大事なんだ。9回? ああいうのがあると、明日につながる」
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