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安藤3発KO…ローテ落ち危機
ボウ然と右翼席を見つめていた。安藤が「プロの壁」の前で立ち止まってしまった。5回2死で3番福留に139キロ内角直球を引っ張られた。その直前にはブレットに2ランを許していた。この試合、3本目のアーチを浴び、試合を完全に壊してしまった。「何もありません」。試合後、安藤はうつむいたまま、ロッカールームに向かった。5回5失点の内容に言葉はなかった。 最悪の形での失点だった。5回の3失点。1死から投手バンチに許した中前打が発端となった。初球の139キロ直球をクリーンヒットされた。この場面に星野監督は怒り心頭だ。「同じ失敗を繰り返している。投手に打たれての失点だろ。あそこがイカン!」。安藤は7試合目の先発だったが、バンチも含め4人の投手にヒットを打たれている。過去の失敗を生かしていない。ここからブレット、福留への連続被弾につながった。 決して調子が悪かったわけではない。1、2回の投球は素晴らしかった。140キロ台の直球は伸びがあり、6人で完ぺきに打ち取っていた。しかし中日打線にスライダーを見極められはじめ、崩れていった。3回の井端のタイムリーは決め球を欠いてのもの。追い込んでから、8球粘られた挙げ句の結果だった。「序盤は良かった? 序盤で飯が食えるなら、ええんやけどな」と星野監督は苦言を重ねた。 安藤はこれで3連敗。5月に入り、まだ勝ち星はない。3失点以上は5戦連続。防御率は4点台になった。このままではローテーションから外れる可能性もある。佐藤投手コーチは「立ち上がりは良かったが…。原因? オレにも分からないよ。ローテ落ち? 何でそこまで言わないといけないの!」と声を荒らげた。黄金ルーキーが本領を発揮できず、正念場に立たされた。 <写真=4回表無死、ゴメス(左)に打たれてガックリの安藤>
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