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ノムさん独演会「阪神は優勝します」

 阪神前監督の野村克也氏(66)が15日、「阪神優勝」を予想した。東京都内のホテルで17日に発売される沙知代夫人(70)との関係、これまでの野球人生を振り返った著書「女房はドーベルマン」の記者発表に臨み、約半年ぶりに公の場に姿をみせた。昨季まで3年間率いた古巣の快進撃に「大拍手を送っている。優勝予想です」と絶賛。一方で生まれ変わったように活躍する今岡、藪をチクリ。球界全体への批判や長嶋茂雄巨人前監督(66)も「口撃」するなど、衰えない独演会で表舞台に復帰した。

皮肉り…変身藪、今岡には裏切られた思い

 カメラのフラッシュを大量に浴び、にこやかに野村氏は登場した。昨年12月5日の阪神監督辞任会見以来、161日ぶりに野村氏が口を開く。注目度の高さを示すように100人以上の報道陣が会見場に詰め掛けた。「こんなに集まるなら女房を連れてくればよかった」。軽いジョークで「毒演会」は幕を開けた。

 弁護士の指示で、脱税で逮捕された沙知代夫人の判決が出るまで沈黙を保ってきた。身を潜めている間も気になるのは野球界、そして阪神の快進撃。「大拍手を送っている。星野くんもよくやってるな、と。ここ最近は悪いことばかり続いたから、よくなって上向いていくと信じている。今季? 私は優勝予想ですね」と大絶賛した。

 だが、ホメ言葉の後に放ったのはきつい「毒」だった。生まれ変わったように活躍する藪、今岡について聞かれた時だ。「あの変ぼうぶりには裏切られた思いがある」とぼそり。「2人ともよく監督室に呼んで説教したがすべてがムダだったんですね。今の姿を見てると星野くんでよかった。いつ鉄拳が飛ぶか分からない緊張感が合ったんでしょう」。口調は穏やかでも内容は強烈だった。

 ほこ先は選手だけに収まらない。まず球界全体に対し「野球界が間違った方向に進んでいる気がしてならない。野球解説でも、もう少し勉強したらどうですかという人がたくさんいる」。そして長嶋氏。「私はあるがまま自然体で生きているが、彼は演じて生きている気がする。裏の長嶋さんも知ってるが、うまいな、見習わなきゃなと思いますよ」。さらに星野監督にも「星野監督のような怖い監督がこれからもてはやされるのかな。ある意味情けない方向に進んでいる」ときわどい発言を連発した。

 会見は予定の15分を30分近くオーバー。その最後を締めたのは現場復帰への強い意欲。「もし監督就任の要請があれば? 仮定の話だから何とも言えないが、阪神での失敗を省みていくことになるでしょう。森さんのような大監督でもうまくいかないのを見ると、チームに合う合わないはあるのかな、と」。まさに言いたい放題で野村氏は沈黙の殻を打ち破った。

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サッチーと離婚「一切ありません」

 野村氏は出版会見で、脱税事件で有罪判決を受けた沙知代夫人(70)との離婚について「一切ありません。(話も)まったく出ていません」と否定した。沙知代夫人について「人間の持ってなきゃいけない常識、礼儀とか一切持ってない」と話しつつも「(結婚して)30年間付いていけるのは私しかいない」と話した。

 沙知代夫人は、脱税事件で東京地裁から懲役2年執行猶予4年、罰金2100万円の判決を言い渡された。事件について、野村氏が「罰金は上がったのか?」と沙知代夫人に尋ねると「余計な心配はしなくていいんだよ」と言われたという。家庭のことはこれからも沙知代夫人に任せていくという。沙知代夫人の事件で「野球を奪われたのでは」との質問に「それは違う。夫婦ですから、私にも責任がありますし。この事件も私のためにやったこと」とかばっていた。

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「“野村の考え”本にまとめたい」

 ○…「野村の考え」が本になる可能性が出てきた。監督就任時、低迷する阪神を再生に導くバイブルとして記した。選手らチーム関係者だけに配られ門外不出のものだが、野村氏はこの日の会見で「『野村の考え』『私の野球』を本にまとめたいと考えている」と明かした。

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