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平塚で輝いた関本2点打、浜中5号 阪神が2日で首位を奪い返した。プロ6年目の浜中、関本のコンビが大活躍。7番でスタメン出場の関本がプロ初適時打を放てば、3番に入った浜中は9回に貴重な5号ソロ。同期生コンビが平塚で輝いた。巨人が敗れたため、再び首位の座に返り咲いた。横浜をカモにして今日から再び首位固めだ。
同期入団競演
激しく滑り込んだ二塁ベース上で、関本は何度も何度も右こぶしを握った。「1年後にこんなふうになってるなんて、考えられなかった…」。まばゆいカクテル光線の中心で、打球の方向を、わき上がるベンチを、黄色に染まったスタンドをもう1度、見回した。5回2死二、三塁からライト線へ2点二塁打。プロ初打点は、チームを再び首位へと導く貴重な一打だった。 「外めのスライダー。大事な場面で、何とか走者をかえしたかった」。欲はなかった。森中の球を逆らわず右方向へ弾き返した。「とにかく、ファーストの頭を越えてくれ!」。願いながら一塁へ向かった。「今までチームに迷惑をかけてきた。打てて良かった」。暗く、長かったトンネルにようやく光が差した。 昨シーズンの開幕直後、関本は以前から痛めていた右肩の手術に踏み切った。最終的には自身の決断だったが、プロ入り5年目での手術に不安はあった。同期生・浜中はすでに1軍で活躍し始めていた。大きな差に、焦りもあった。が、リハビリに励み、9月に実戦復帰。6年目の今季にすべてをかけることを決めた。「1度は死んでる身ですから。このチャンスをつかめなければ…」。7日に告げられた1軍昇格は、悲壮な決意で受け止めた。 迎えてくれた浜中とは「野球の話はほとんどしなかった」。話題の中心はお互いの家族のこと。ともに3月に、関本は恵夫人(22)と入籍、浜中は長男・一真くんが誕生とオメデタ続きだった。「家庭に関してはアイツ(浜中)の方が先輩ですから」。ひと足早く父親になった同級生が、固さを少しほぐしてくれた。 1点差に詰め寄られた9回、浜中が負けじと5号ソロを左翼席へ運んだ。「絶対に追加点がほしい場面だった。いいところで打てた」。この日から今季初めて3番に座った。「気持ちはいつもと一緒。次の打者につなげようと」貴重なダメ押し点をたたき出した。 若さあふれる23歳、6年目コンビの活躍に、星野監督もほおが緩んだ。「浜中の1発? 効いたね。関本もいいところで打った」。若虎2人のバットで、チームは再起動。宿敵巨人から首位を奪い返した。「ハマと一緒に活躍? とにかくチームが勝てればそれでいいっす」。関本の力強い声で、猛虎の未来にも明るい光が差し込んだ。 <写真=5回表2死二、三塁、関本は右線に2点適時二塁打を放つ>
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